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つながりを実感~地域協働企画立案実習・高知県立文学館チーム~

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 地域協働学部2年次1学期の必修授業「地域協働企画立案実習」(以下、実習)の各実習地の学生に聞くシリーズ第3弾は、高知県立文学館(以下、「文学館」)で実習を行っている近藤 大亮くん、野宗充くん、山田かれんさんの3名に集まってもらいました。「博物館が好き」「町の中で、子どもに関係する施設で実習をしたい」「地元の町おこしにつなげたい」。三者三様の思いで文学館を実習地に選んだ3人が、2年生の前半を終えて、何を学びどんなことを感じているのか伺いました。

 

【企画を立案するということ】

 文学館は、私たちにとって、文化的な教養を深め感受性を育てる場所であり、自分主体で動ける力を育める場所だと思います。そのような文学館の意味を考えながら、実習では企画を練るようにしました。メンバー5人がそれぞれに企画を文学館に提案しました。私たちは子供向けの体験プログラム(山田さん)や文学旅行(近藤くん)、文学と職をつなげる企画(野宗くん)を立案しました。

 授業では、担当の上田先生は、方向性は示してくれますが、必要な知識は自分たちでつけなければなりません。一人一人に必要な本を先生から貸してもらって読んだり、他の博物館等の施設に行って観察してくる、他の地域の文学館に行って調べてみるなど自分たちで行動して知識を得るようにしています。一つテーマを出して、先生と一緒に深く掘り下げてブラッシュアップを繰り返すのですが、その中で問題点や文学館が置かれている立場などが分るようになりました。

 また、文学館の元吉館長も課題設定の仕方を追及してくれて、時に厳しいコメントをもらったこともあります。文学館の方は文学のプロなので、自分たちの企画の矛盾や今の状況で出来ること、出来ないことなどを示してくださいます。自分たちの企画に真摯に向き合ってくれていると感じています。

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【意味の“つながり”を実感】

 今やっていることは、入学時には想像もしていなかったけれど、自分の中に蓄えていかなければならない知識がたくさんあることに気づき、1年生の時よりは視野が広がったと感じています。

 例えば、「商品開発基礎演習」では、地域にある商品を多角的に分析するのですが、実習中に上田先生から指導を受けることと似ていることが多くあり、本質的なところは授業や担当の先生が変わっても同じなのだとわかりました。

 授業のつながりだけでなく、実習する場所が違っても、その地域や組織を活性化するために必要な考え方はつながっていると思うようになりました。

 

【成長させようとしてくれている】

 今学期の実習を通じて、文学館の皆さんには、少しずつ自分たちのことを理解してもらえているのかなと感じています。スタッフの方が次の企画展の内容を話してくれる機会が増えたり、企画を考えるための資料をたくさん渡してくださったりなど、私たちを成長させようとしてくれているのが伝わってきます。

 文学館の主催イベントを改善する意見を求められることもあり、自分たちが成長していることが文学館の皆さんに認めてもらえているのかなと感じています。

 今後は、大学生ならではのフレッシュなアイデアや視点で若い人にも足を運んでもらえるような文学館にしていけたらと考えています。活動の範囲を広げ、自己完結ではないものをつくっていけたら。

 そのために、企画をもっとつめて「協働」を意識して実現していけるようにしたいです。

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