人と自然、人と人、昔と今の橋渡し
田中 求
タナカ モトム / 環境社会学
タナカ モトム / 環境社会学
- 仁淀川流域や南アルプス、屋久島、東南アジアやメラネシアなどいろんな農山漁村を歩いてきました。土佐和紙など、たくさんある高知のイイモノを通して、地域のこれからを考えていきたいと思っています。
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農林漁業や伝統工芸、お祭り、イイ(結い)など、自然環境の中で人が暮らし、形成してきた地域社会の「当たり前」が失われつつあります。
どうやって人や自然環境と関わり、どんな社会を作り出していくのか、そこにどんな問題や解決策があるのかを考えるのが、環境社会学です。何を誰がどう受け継ぎ、ときに諦めながら、どんな地域社会を作り出していくのか、その答えを探るための鍵のひとつは、地域が何百年もかけて形成してきた歴史や文化、社会、生業などのなかにあります。どんどんと地域の宝物のような人や田畑、文化などが失われていくなかで、これからあと10年くらいが大事なものを受け継ぎ、活かしていくためのラストチャンスなのかもしれません。一緒にたくさんの現場を歩いて泣いて怒って笑って、大事な場所や人とのつながりを作って行きましょう。 - https://researchers.kochi-u.ac.jp/DET01_G01/DET01_G01View/2375