高い「外向きの信頼力」が協働を創発する
池田 啓実
イケダ ヒロミ / 組織学習論
イケダ ヒロミ / 組織学習論
- 近年は、中・長期のインターンシップ制度の開発と実践を通して、組織間での協働成立条件について探求中です。今後は、地域との協働成立条件の解明を目指します。
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組織学習論でとくに重視する要素に「信頼」があります。これが協働関係成立要件の重要な要素の1つだからです。ただし、この「信頼」の相手は“見知らぬ他者”です。これを「他者一般に対する信頼」と言います。私はこれを「外向きの信頼」と呼んでいますが、この能力の高い人ほど協働関係を形成しうることが、これまでの研究から分かってきました。
私たちは、皆さんが行政や産業、あるいは生活・文化や6次産業化といった分野において課題解決に必要な協働環境を構築できる人物になってもらいたと考えています。そのためには、皆さんには「外向きの信頼」などの能力を高めかつ関連する諸理論を習得してもらわなければなりません。地域協働学部は、地域での実践と理論との往還を通して、それを精一杯支援する学部です。ぜひ、この学び舎に! - http://www.jimu.kochi-u.ac.jp/~soran/sansyo.asp?ID=506