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卒業までに身に付けてほしい能力

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卒業までに身に付けてほしい能力

卒業までに身に付けてほしい能力

高知大学では、学生に身に付けてほしい「10+1の能力」を定めています。
「10+1の能力」は大きく分けて「対人:他者との関係性を築く力」、「対自己:自己をコントロールする力」、「対課題:課題を解決する力」の3つのカテゴリーに分類される10の能力と、これらの能力を発揮して、周囲の人や社会に働きかける力「統合・働きかけ」で構成されています。
10+1の能力とは

10+1の能力評価

10+1の能力がどれだけ身についているのかについて、GPAに加えて学生による自己評価と教員による他者評価によるアセスメントを行っています。

ルーブリックによる学生の自己評価(セルフアセスメント)

GPAで評価する能力を除いた8つの能力について評価するために、1年次と3年次および卒業時にセルフアセスメントを用いた学生による自己評価を実施しています。

パフォーマンス評価

10+1の能力のうち、「統合・働きかけ」を検証するために、各学部・学科・コースでパフォーマンス科目を選定し、ディプロマポリシーに基づいたルーブリック評価指標を用いて、学生による自己評価と教員によるパフォーマンス評価を実施しています。

高知大学での学びのあゆみ

10+1の能力を身に付けるために、入学時から卒業まで、多面的なアセスメントによって自分の成長の過程を確かめながら、より質の高い学修成果をめざして学びを継続することができます。アセスメント結果にもとづいた教員とのリフレクション面談等を通じて、学生の成長をサポートしていく仕組みが、学びのPDCAとして機能しています。
こうした学びへの支援を受ける中で、学生は自分自身に対する評価をより客観的なものに近づけながら、より質の高い学修成果をめざし、卒業後のキャリアに向けた思索を深めていくことができます。
高知大学での学びの歩みの画像

みなさんの成長を支援するツール

セルフアセスメント

セルフアセスメントは、みなさんが「10+1の能力」をどのくらい身に付けているかを自己評価するためのツールです。e-ポートフォリオを使って、1年生と3年生、卒業時の3回にわたって実施します。結果はe-ポートフォリオ上で確認ができます。高知大学moodle上に、セルフアセンスメントの入力に関する動画がありますので、こちらからご覧ください。

GPS-Academic

GPS-Academic(ベネッセi―キャリア社)は、1年生と3年生で受検し、その時点での「現在の自分」について客観的に把握し振り返ることで、卒業に向けて何をしたいか、何をすべきかについて計画・実行していくための手助けとなるツールです。結果はe-ポートフォリオ上で確認ができます。

リフレクション面談

高知大学では、アドバイザー教員による面談を実施しています。面談では、e-ポートフォリオに入力された目標や振り返りを確認するとともに、セルフアセスメントや GPS-Academic の結果を振り返りながら、みなさんの自己評価や学修成果について、アドバイザー教員から客観的な意見をもらうことができます。自分だけでは見えてこなかった強みに気付けたり、目標達成に向けた課題を見つけることができたりと、面談を通して様々な気付きを得ることができます。

利用者の声

Voice

上記のツールを使用した学生へ
インタビューを行いました。
  • e-ポートフォリオ
    戸梶 良輝さんの写真
    戸梶 良輝(とかじ よしき)
    教育学部 4年生(※令和元年度時点)
    具体的な目標をもってそれを忘れないで前に進む
    僕は空手道部に所属していました。試合をめざして、「攻撃力のある選手になる」という目標をたてても、「どういう場面で?」「どうやって?」というように、具体的なことを考えないとなかなかいい目標にはならない。
    結果、試合でもよい成績には結びつかないことがありました。
    具体的な目標をたてて、その目標を意識して1年間を過ごすとずいぶん変わると思います。卒業を控えての実感です。「もっとやっておけばよかった」とも思いますが・・・
    e-ポートフォリオには、入学した時から目標を書いておくことができます。記録して、自分の活動と見比べながら、次にどうするか。
    部活だけでなく、授業で身に付けたいことも同じだと思います。具体的な目標を持たないと、意味のない授業になってしまうこともありました。
    「具体的な目標をもって、それを忘れないで前に進む」この4年間でいちばん実感したことです。
    大学で身についた能力
    コミュニケーション力
    授業中、隣の人やグループでの話し合いが多かった。相手の話をしっかり聴いて、自分の伝えたいことをしっかり伝えるということを意識できるようになりました。
  • セルフアセスメント
    野村 夏希さんの写真
    野村 夏希(のむら なつき)
    理工学部 1年生(※令和元年度時点)
    この一年の成長をセルフアセスメントで振り返ると
    入学直後にやったセルフアセスメントの結果をe-ポートフォリオで確認してみました。
    高校生のころから論理的に考えることが苦手だと思っていたので、その時には「ひとつの事柄を理解する際に、自分が理解できる範囲でしか捉えられない」をマークしていました。
    この一年、授業でレポートを書くときに、できるだけ複数の視点、例えば、災害の事例だと、専門家の意見に加えて、市民の意見を取り入れて、といった書き方ができるようになった気がします。特に意識して取り組んできたというわけではないのですが、入学直後のセルフアセスメントのチェックを見返してみると、あの頃の自分と比べてちょっと成長しているかもと感じることができました。
    時々、立ち止まって自己の成長を振り返ることは大切なことでした。モチベーションが上がります。
    自分にしっかり向き合って自分を評価することは難しいですが、結果がe-ポートフォリオに記録されているので、時々確認して次のステップをめざすことができます。
    大学で身についた能力
    論理的思考力
    レポートを作成する際に、複数の全国紙と地方紙を読み、専門家の意見や立場の異なる人の考えを集めて取り入れました。一つの視点だけでなく、様々な視点や立場から物事を考え、応用することができるようになりました。
  • リフレクション面談
    川俣 光さんの写真
    川俣 光(かわまた ひかり)
    農林海洋科学部 2年生(※令和元年度時点)
    アドバイザーの先生と話すことで点と点がつながる
    私は教職カルテを作成した際にアドバイザーの先生と面談を行いました。なぜ教師を目指したのかという内容を中心に、今まで何が好きで何をやってきたか、今何を行っているか、将来的に何を目指しているのかについてお話する機会を得ることができました。
    面談する中で、先生に自分が今取り組んでいることについて認めてもらい、本当に嬉しかったです。また、専門家の目線で、今の私に必要なことをアドバイスしてくれたので、面談を終えた後、自分自身の中がとても整理されたように感じました。
    過去の自分と現在の自分を先生に伝える際に、自分の中でそれらの内容についてふりかえることができ、アドバイスを受ける中で未来の方向性も見えてきたからです。
    このように、アドバイザーの先生との面談は自身のキャリアを見つめ直すことにおいて大変有用なことだと思います。
    大学で身についた能力
    専門分野に関する知識
    生物に興味がありますが、授業を受けることで、これまであたり前にみていた日常に対する見方が変わった!もっと吸収したいと思います。
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