Curriculum

カリキュラム例

1年次は、一般的な教養科目のほか、農林海洋科学部の全教員が総動員で担当する山・川・農地・海での現場体験型授業「フィールドサイエンス実習」が必須となります。

DS・DX関連
●学部共通
DS・DXへの入口となる科目
フィールドサイエンス実習、さわってわかるAI講座、データ活用のためのプログラミング入門、高知の最先端農業、次世代農業を感じてみよう  など

●農林資源科学科
次世代農業教育プログラムに含まれる科目/学科共通DS・DX科目
農業気象学、植物育種学、施設生産システム学、園芸管理学、花卉園芸学、果樹園芸学、蔬菜園芸学、動物生理学、化学生態学、地域環境デザイン学、森林作業システム学、森林資源環境利用学、土壌学、植物栄養学、植物資源科学、食品化学 、農産物利用学など

DS ・DXをもっと広く、深く学びたい人のための科目
農工情報共創学、データサイエンスの微分・積分、データサイエンスの線形代数、農科の ためAI プログラミング、植物防疫オミクス解析学、地理空間情報学・演習 、一次産業 DX 概論、スマート農業 Ⅰ、スマート農業 Ⅱ、大学数学入門、基礎統計学 など

●海洋資源科学科
総合的海洋管理教育プログラム科目に含まれる学科共通/DS・DX科目
海洋科学概論、論水産資源学、海洋化学概論、海洋情報化学、活性発現機構、バイオインフォマティクス入門 など

その他DS・DX科目
魚病学、魚類栄養飼料学、水産化学実験、海洋観測実習、水族病理学実習、海底資源分析実験、海底資源学演習 、情報化学、有機構造解析 など
地方創生関連
●1st phase
地域を「知る」科目
フードサイエンスの世界、土佐の自然と農林業、高知の産業と地域活性化、次世代農業を感じてみよう! IoP スプリングスクール など

●2nd phase
地域を「もっと知る」科目
六次産業化論、スマート農業Ⅰ、 農企業マーケティング論、農山村資源利用論、農業振興論、植物感染病学、農業気象学、現代応用生物科学、水産学概論、魚病学 など

●3rd phase
地域と「会う」科目
キャリア形成論、地域フィールドワーク入門、環境保全基礎実習、農芸化学基礎実験 Ⅱ、暖地 フィールド科学実習 Ⅰ、地域環境デザイン学、樹木学実習、資源地質巡検 など
 
●4th phase
地域を「体験する」科目
中山間地域実習、農山漁村地域実習Ⅰ、六次産業化インターンシップ、インターンシップ(実践力)、インターンシップ(技術・技能)、社長インターンシップ(準正課) など
 
●5th phase
地域と「協働する」科目
アドバンスド国内サービスラーニング、アドバンスド海外サービスラーニング、地方創生グローカル演習 Ⅰ、コラボ考房プロジェクト(地域課題解決協働実践コース)(準正課)など

Pick Up 研究者

未来を守る高分子と微生物の科学
農林資源科学科農芸化学コース 芦内 誠 教授

納豆のネバネバは「ポリγグルタミン酸」と呼ばれる天然素材で出来ています。ポリγグルタミン酸はプラスチックと同じく高分子化合物と呼ばれるグループに属します。そのため、何の変哲もない納豆のネバネバを想像もしていなかったような超機能性のプラスチックへと変身させることも(工夫次第ですが)夢ではありません。現在、私どもの研究室では納豆のネバネバの変身術に取り組んでいます。ところで、健康に繋がるキーワードとして「腸内細菌」という言葉をよく耳にするかと思います。一方、地球の腸内細菌ともいえる「難培養微生物」という聞きなれない存在こそ、環境を司る主役であることが分かってきました。両者で共通する概念は「共生」。目に見えない存在との共生こそがこれからの社会を創る(人類を救う)鍵になりそうです。

01:納豆プラスチックをコーティングすることで得られた研究成果(上から、新型コロナウイルスを不活化・コートされた繊維製品の使用で院内感染の原因菌を除菌・石油系プラスチックに混錬することで生分解を加速)
02:開発した素材を染み込ませたシート。
03:海洋実環境中での実験の様子。
04:研究者近影

Find your own dream in KOCHI

学生の活躍

01:DNAの遺伝情報に基づいてタンパク質を合成するRNA(リボ核酸)の抽出実験。
02:都筑先生と研究の進歩や実験計画について相談している様子。

青枯病のメカニズムを解き、感染防御の一手を探る
F.Nさん 4年(高知県出身)

トマトやナス、ショウガは、私の故郷である高知県の誇る農作物です。これらの作物に被害を与え続けているのが、青枯病です。青枯病は、高知県のみならず、世界の農業生産に大きな被害をもたらしています。  

私が青枯病の研究に携わることを決めたきっかけは、2年次に受講した授業です。入学当初は化粧品開発に関わる分野に興味を持っていました。しかし、農芸化学コースの植物細菌学の授業を通して、土壌中に生息する細菌である青枯病菌が、なぜ、数多くの作物を加害し、作物を青枯病にするのかの最新の研究成果に触れました。そして、今まさに「パラダイムシフト」が起きている点に強く惹かれ、都筑正行先生の研究室に所属しました。

青枯病菌が増殖するためには鉄が必要です。鉄は自然環境中では利用しにくい形で存在しています。そのため青枯病菌は、シデロフォアと呼ばれる分子を細胞外に分泌して、環境中の鉄を取り込みます。私は、このシデロフォアを介した鉄獲得機構に焦点を当て、青枯病菌に複数存在すると推定されるシデロフォア受容体の役割について研究しています。受容体の役割を明らかにすることで、青枯病発病機構を理解でき、防除法の開発につながると考えています。研究を進める中で、より深く探求したいという思いが強くなりました。また、学会発表を通じて、私の研究に高い関心を持っていただいたことを実感し、大きなやりがいを感じ、大学院進学を決断。私の研究成果を基に、青枯病の発病機構を標的とする有効な青枯病防除法が開発され(もちろん、私が開発できたら最高!)、安定した農業生産を大好きな高知県にもたらすと期待しています。

卒業論文テーマ例
●農林資源科学科 フィールド科学コース
ミカンハモグリガ幼虫の潜葉位置と寄生率・羽化率の関係/高知県の河川水質の変化から読み取れること/近赤外分光法による土佐あかうしの品質指標研究/農業データ分析AIによる営農支援システムの開発/食用カンナ数種突然変異系統の地上部,根茎およびデンプン収量の評価/園芸ハウスのゼロエミッション化に資する新たなハウス暖房システム/タイ東北部の水田におけるリモートセンシング指数と土壌塩分や収量との関係/農業用ビニールマルチの地温上昇抑制効果がネギの生育に与える影響の検証/天然繊維素材がセメント系無機結合材の補強効果に及ぼす影響/イネの着生位置による糊粉層関連形質の解析/フォトフェントン反応を用いた紙おむつの再資源化に関する研究— 硫酸鉄添加条件と再生パルプの抗菌活性について —/植食性動物の加害に対するイネの防御反応に関する研究/行政組織が農商工連携に果たす役割と影響/褐毛和種高知系の増殖・保全技術としての体外受精および精子の凍結乾燥保存の検討/高知県における天然記念物指定樹木管理の現状と課題/水田圃場内の気象データに基づく葉面の濡れ時間評価とイネいもち病の発生予察/なぜ植物で食べ物を包むのか―高知県のもち・団子を事例に―/キクタニギク野生系統における成長関連形質の遺伝学的要因に関する解析/紫外線カットフィルムがピーマンの生育および果実のアスコルビン酸含量に及ぼす影響/高知大学嶺北フィールドにおける土壌動物群集組成/物体検出を用いたイチゴの開花数および果実数の検出と収量予測/日本における森林による二酸化炭素吸収量の現状と二酸化炭素取引の実態/高知県内におけるコアマモの広域分布特性の把握/バイオスティミュラントおよび部分遮光処理、ならびに着果位置がブルーベリーの果実品質に及ぼす影響と3D-LiDARを用いた収量予測
 
●農林資源科学科 フィールド科学コース
ミカンハモグリガ幼虫の潜葉位置と寄生率・羽化率の関係/高知県の河川水質の変化から読み取れること/近赤外分光法による土
 
●農林資源科学科 農芸化学コース
韃靼そばの加工と機能性成分含量との関連/オリーブアナアキゾウムシ (Pimelocerus perforatus) の寿命延長に関与する化学物質の探索と寄主選好性の原因究明/大腸菌D-アラニル-D-アラニンリガーゼDdlBの特性解析/ポリγグルタミン酸を混練したポリ乳酸フィルムの海水分解性評価/高知県北川村の斜面系列からみたユズ園土壌特性/土壌から水稲へのカリウム供給様式に及ぼす土壌種及び水管理の影響/堆肥連用新規造成水田における土色と有機物含量や粒径組成との関係/ 水田土壌の理化学性に及ぼす合筆の影響―高知大学附属農場の事例―/青枯病菌OE1-1株細胞培養液のFe3+キレート活性の制御に、フェリシデロフォア受容体が関与するNicotiana benthamianaにおけるMechanosensitive Ca2+ permeable channels 1の過敏感細胞死への関与 /Roseobacter litoralis由来ヒスタミン脱水素酵素遺伝子の異種発現系の構築/海底下微生物の代謝活性簡易的評価法の確立と海底下断層帯への応用
 
●海洋資源科学科 海洋生物生産学コース
飼料へのミナミアオノリ添加がブリの成長と免疫に与える影響/炭化水素高生産型珪藻の創生/海水に含まれる還元型無機リンの定量的検出に関する研究/掛け流し式および閉鎖循環式陸上養殖におけるマサバの飼育環境および生理応答に関する基礎的研究/土佐湾で漁獲されたカツオのゴシ判定基準と歯ごたえの関連性/アユ鱗における外因性アンドロゲン曝露が黒色素胞に及ぼす経時的影響/高知県浦ノ内湾におけるDictyocha藻の発生状況と発生条件の解明/高知県の西部・中央部・東部で採集された流れ藻に付随する魚類相/徳島県で漁獲されたハモ皮および浮袋由来コラーゲンの特性比較/高知県内の小規模河川環境および生息魚類のマイクロプラスチック汚染状況/アユに感染したAeromonas属菌の公衆衛生リスク評価に関する研究
 
●海洋資源科学科 海底資源環境学コース
海水中の溶存リン酸イオン時系列観測に関する検討/小豆島東方沖ガス湧出域における海底コア間隙水の起源/ポリオキソメタレートを前駆体として用いた複合酸化タングステンの合成研究/亜寒帯海域深海堆積物中のマンガン酸化物微粒子:北海道根室沖における初確認と形成に関する考察/宇佐表層海水における塩分と全アルカリ度の関係/水熱処理技術を用いた農業残渣からのC3, C4炭化水素生成/ジブチ共和国アッサル湖及び近傍の温泉で発達する微生物岩の特徴/Pt-K/TiO2触媒による低温電場中でのCO2回収・資源化/ポリオキソメタレートによる蛍光物質の発光特性制御
 
●海洋資源科学科 海洋生命科学コース
脳性麻痺モデルマウスにおけるマイトファジー関連遺伝子発現と臍帯血細胞投与の影響/緑藻ミナミアオノリ(Ulva meridionalis)はバイオマス燃料として利用できるのか/⾼知沿岸における海藻共生菌由来の抗菌活性物質の研究/塩化チタン(Ⅳ)を用いたインデン合成と反応機構の解明/ヒメタニシの性的二型と性比の検証/温泉からのバイオ燃料生産菌の探索/17O-MRIによる水観測データ処理の効率化/中間型光合成植物Steinchisma hians のゲノム解析によるC4光合成獲得過程の考察/キリンサイ(Kappaphycus alvarezii)に含まれる抗酸化成分の探索

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