高知大学教育学部附属幼稚園

幼稚園紹介

高知大学教育学部との連携教育プログラム

幼児期は、幼児ならではの豊かな感性がひらく時期です。附属幼稚園では、高知大学教育学部の幼児教育、美術教育、音楽教育、教育科学、家庭科教育、理科教育を専門とする先生方とともに、幼児期の豊かな感性を引き出すための独自のプログラムを開発しています。

高知大学との連携教育プログラム見学について

本園では教育関係者を対象に高知大学との連携教育プログラム(絵の具・粘土場)を公開しています。

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粘土場

大学の部屋いっぱいに用意された土粘土はなんと1トン!
最初はたくさんの土粘土に驚いていた子ども達も、回数を重ねるごとに「今日は何を作ろうかな」とわくわくしながら大学に向かいます。自分の好きな物を作ったり、友達と大きなものを一緒に作ったり、思い思いに土粘土の楽しさを満喫しています。

阿部 鉄太郎 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(美術教育コース)

粘土を使った造形あそびは、何歳になっても楽しいものですね。粘土のように、可塑性(まるめたり、のばしたり、ちぎったり、くっつけたり、自由にかたちを変えられる性質のこと)のある素材で遊ぶことは、子ども達の健やかな心身の発達に欠かせない活動のひとつだと思います。粘土をあつかう大学の専門的な教室設備を使うことで、ダイナミックな粘土場あそびを、子ども達に体験し続けてもらいたいです。

みんなで子育てを行える社会環境づくり

磯部 香 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(家庭科教育コース)

現在、少子高齢化が進行する東アジア社会では、保育、子育て、幼児教育は非常に重視されています。そのような流れの中で、東アジアの保育、子育てと比較しながら、日本、特に高知において、子どもを育てることはどのようなことなのか、そして家族だけではなく、幼稚園を含めた地域社会全体で保育、子育てを支えられるような、よりよい環境づくり整えるには何が必要かを考えていきたいと思っています。高知の子どもたちがふるさと高知の良さを知りながらのびのびと育つために、保護者の皆さんの声、地域の皆さんの声をどうぞお聞かせください。

ミニコンサート

幼稚園にはないピカピカの管楽器を見た年長組から「トロンボーンだ」と名前が出ました。何度か開かれているミニコンサートですっかりお馴染みの楽器となったようです。年長組は持ってきたミニバケツ、年中年少組は手拍子で参加して演奏をしました。毎回趣向を凝らしたコンサートで、楽しいひと時を過ごしています。

梶原 彰人 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(音楽教育コース)

人は、太古の昔から、歌い、リズムを刻み、音を奏でながら音楽とともに生きてきました。奏でては消えてゆく音によって祈りをささげ、愛を語り、喜びを伝え、悲しみを分かち合ってきました。だからこそ音楽は、年齢、性別、国籍、そして時間を超えて楽しむことができるのです。音楽活動への取り組みは、自己を表現する感性を豊かにし、仲間と一緒に演奏する楽しさを共有し、そして一生懸命練習してきた発表を「聴く」姿勢を育みます。自己を表現できるからこそ、他者を思いやり尊重することができる。「ミニコンサート」を通じて園児たちと一緒に過ごすひと時は、音楽のそんな魅力を気付かせてくれる大切な時間です。

食育

「おいしそうにできたよ」「ねぇ、このお皿素敵でしょ?」美術の阿部先生に教えてもらって作った陶器のお皿に、さっき作ったばかりのおはぎをのせて子ども達は大喜び。餡子と黄粉の2種類のおはぎを作りました。おはぎを作っていたときの真剣な表情の子ども達も試食時にはにっこり笑顔になり皆でおいしくいただきました。

柴 英里 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(家庭科教育コース)

絵本読み聞かせ・講演会

「今日の絵本は何かな?」『絵本の部屋』から持ってきたいろいろな絵本をほぼ毎日クラスでも読み聞かせています。園長が読み聞かせたり、読み聞かせの大切さについて講演をしたりすることもあります。「絵本読んで」「絵本おもしろかった」読み聞かせでの子どもの心の育ちを大切に、時には科学的な視点を持って育んでいます。

玉瀬 友美 先生(当園園長)

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/教授
教育学部 学校教育教員養成課程(幼児教育コース)

幼児期にたくさん読み聞かせをしてもらった子どもは、小学校入学後の読書量が多いことが明らかとなっています。本に親しむことは、ただ知識が増えるためだけでなく、ことばに対する豊かな感覚を身につけるうえで大切です。また、本を読んで感じたことや考えたことを先生や友達と伝え合い、心を通わせることは、子どもたちにとってかけがえのない楽しい経験となることでしょう。本をとおして子どもたちの生活は豊かに広がっていきます。お父さん、お母さんも、子どもさんと一緒に本の世界を楽しんでいただきたいです。

絵の具遊び

「モップで絵を描いてもいいの?」「壁にも?」ふだんは使わないようなもので、大学の部屋いっぱいに敷き詰められた紙に絵を描いて楽しんだり、幼稚園の園庭にあるモニュメントに自分だけの色を作って塗ったり、ふだんごっこ遊びをしている丸木小屋にも塗ったりと、いつもはできないダイナミックな絵の具遊びを子ども達は楽しみにしています。

土井原 崇浩 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/教授
教育学部 学校教育教員養成課程(美術教育コース)

園児たちは巨大な絵を描くなどの絵具遊びを通して、家庭では体験できないような貴重な経験をしています。絵具遊びはとても自由な雰囲気の中で行われ、お友達と一緒の体験をすることで人間関係を密にしたり、心が動かされる表現や造形に親しんでいます。年少さんから年中さんへ、そして年長さんと成長して行く過程で、益々自信を持って遊び・描く多くの園児の姿を目にします。園児たちの発想の豊かさや大人では気付かないような着眼点、多彩な色表現の美しさなど、そのどれもが個性の伸長になっていると感じます。幼稚園教諭と共に園児のご成長の喜びを実感しています。

野角 孝一 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(美術教育コース)

絵具遊びは何十リットルもの大量の絵具を大きな紙などを使いながら、絵具や色と仲よくなれるたのしい活動です。ご家庭で絵を描く場合は、一般的な画用紙に描かれると思いますが、絵具遊びでは最大2m×3mもの大きな紙を使うなど、よりダイナミックな活動となり、参加した園児たちは必ず笑顔になります!様々な道具や身体を使いながら絵具の感触や、絵具の混色をしっかりと実感できる絵具遊びは附属幼稚園ならではの活動です。 私は指導する立場ですが、家ではなかなか出来ないこの活動を、私自身も子供の頃に体験できていればよかったのになあと、心から感じています。
そんな魅力的な絵具遊びを附属幼稚園で一緒に体験できるのをお待ちしています!

野中 陽一朗 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(教育科学コース)

幼児が,絵の具を使って遊ぶ姿を観察していると,楽しんでいる姿はもちろんですが,お気に入りの色使いや塗り方へのこだわり等1人1人の特徴を見取ることも出来ます。また,附属幼稚園で実施しているダイナミックな絵の具遊びの中では,幼児それぞれの自由な発想や各自の思いを実現しようと様々な行動に挑戦する姿,仲間とイメージを共有して思いを実現しようと試行錯誤を重ねる姿も見ることが出来ます。こうした幼児期の感性に寄与する絵の具遊びを支える手立てや環境を具体化し,保育実践の現場で活用したくなる絵の具遊びのアイディアを開発する一翼として携わりたいと考えているところです。

吉岡 一洋 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/准教授
地域協働学部 地域協働学科

子ども達が表現する作品を見ていると、そこには芸術の本質があるように思います。それはなぜでしょうか。ものごとを感受する力が鋭く、知ろうとする力から閃きに繋がることで素晴らしい創造性を発揮しているからです。子ども達は絵画の技術が上手い、下手ということに縛られません。それが更に創造性を助長しています。伸び伸びと描く子ども達の作品は、制作者だけでなく鑑賞する人にも明るさや笑顔を生みます。「絵の具遊び活動」において制作された作品は、大学附属病院とも連携し、「色とかたち展」(美術作品展)として、社会におけるアートの役割を問うような活動としても広がっています。これからも美術表現の場を子ども達と一緒に楽しんでいきたいと思います。

園庭のいきもの

「うわー これ何?」「とってもいい匂いするね」ふだんより少し理科的な物の見方や考え方のヒントをもらい園庭を歩くだけで様々な声が子ども達から上がります。木に名札を付けたり、いきものを観察したりしながら、園庭での新しい発見を楽しんでいます。

中城 満 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(理科教育コース)

園庭は子どもたちにとってもう一人の先生です。私たち大人でも教えることができないくらい大事なことをじかに教えてくれる先生です。でも、その先生は決してあちらから語り掛けてくれることはありません。人間のほうから歩み寄って初めてその大事なことを教えてくれ始めます。だからこそ、子どもたちにはそういう“もう一人の先生”の存在を知っていてほしい。そういう願いをもっています。園庭の自然からたくさんのことを子どもたちには学び取ってほしいなと思います。そういうお手伝いができたらいいなと思っています。

美術館探検

美術館に足を踏み入れると、普段は元気な子ども達も静かになり、じっと作品を見つめその世界に引き込まれ始めます。作品からのメッセージを受けとり「なんか、喜んでいるみたい」「空をとんでいるね」自分の感じたことを伝えたり、友達の感じたことを受け止めたりしながら作品を鑑賞しています。また普段は見ることの出来ない美術館の裏側も見せてもらう楽しいひと時となっています。

中村 るい 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/准教授
教育学部 学校教育教員養成課程(美術教育コース)

子どもたちと美術館でじっくり時間をかけて美術作品を「見る」鑑賞活動は、子どもが自ら「見る・感じる・考える・話す」ことを体験する活動です。私たちは普段の生活で多くのものを見ていますが、美術館へ行くと、作品をていねいに集中してみることができますね。そして、自分の考えたことや思ったことを、友達と話し、自分とは全く別の見方があることに気づくなど、他者とのコミュニケーションが始まります。多様な見方や価値観に触れ、美術だけでなく、社会の中のさまざまな価値観に気づくきっかけになるかもしれません。色の組み合わせや、形の面白さ、不思議な雰囲気など、一緒に体験し、いろいろお話ししたいと思います。

早寝早起き朝ごはん

「幼稚園でもらった牛乳を飲みました」「朝ごはんには、たんぱく質をとるように気をつけています」『早寝早起き朝ごはん』についての保護者の声です。2003年から生活習慣についての調査をしていますが、調査の食品配布や資料配布をきっかけにご家庭でもさらに『早寝早起き朝ごはん』の意識が高まっているようです。

原田 哲夫 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/教授
教育学部 学校教育教員養成課程(理科教育コース)

2003年から教育学部附属幼稚園の先生方・保護者の皆様との共同研究という形で、質問紙を用いた調査をお願いしています。15年間で、毎年調査のごとに、子ども達が朝型に変わっています。レコーデイングダイエットに似た効果でしょうか。ある年、朝牛乳を配布して、毎朝子ども達が飲むと、夜型の子ども達が朝型になり睡眠の質がよくなりました。15年のデータから朝納豆を食べると子どもは睡眠の質が良く早寝早起きの傾向があります。実は朝食でタンパク質を多く含む食材(納豆、牛乳、卵、ハム、ソーセージ、魚、豆腐、肉類など)を摂るとタンパク質を構成するアミノ酸のうち、トリプトファンがセロトニン(元気物質:朝限定で合成)に脳で合成され、夜8時ごろはセロトニンからメラトニン(入眠物質)へ脳内で変化します。朝食の納豆で昼間元気いっぱい、夜はぐっすり眠れる元になります。毎年、質問紙調査をさせていただきながら、時には緩やかな介入もさせて頂き、分かったことは、調査にご協力いただいた保護者の方や子どもさんたちにお知らせし、子ども達の健やかな成長にお役立ていただけるよう頑張っています。今後ともご負担にならない範囲でご協力いただき、研究を進めていきたいと思っております。どうか今後ともよろしくご協力・ご指導いただきますようおねがいもうしあげます。

鬼遊び・体力測定

鬼遊びゲーム終了の合図と共に担任のところに走ってきて「先生、お兄さんから取ったよ。ほら見てオレンジ色」と嬉しそうにフラッグを見せに何人もの子ども達がやって来ました。保健体育教育コースの大学院生、大学生のお兄さんお姉さんと一緒にするフラッグを使った鬼遊びは、運動が苦手でもフラッグをしっぽに見立ててゲームすることで楽しさがいっぱいです。このほかにも遊びを取り入れた体力測定もお兄さんに一緒に走ってもらったりしながらするので自然にできます。

幸 篤武 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(保健体育教育コース)

我々の研究室では主に2つの教育研究活動を附属幼稚園で行っています。
一つは運動あそびの魅力を感じてもらうための活動です。これまでに「鬼遊び」や「スポーツ体験会」を行ってきました。鬼遊びではルールの下に行う競技形式として実施しました。またスポーツ体験会では実際の競技スポーツに使用される用具を使用して実施しました。
もう一つの活動は子ども達の体力測定です。測定は小学校でも行われるボール投げや幅跳びなどを全ての学年で実施しています。測定では幼稚園の先生など身近な大人も気づかなかった能力を発揮する子がいたりします。また「すごいね」と言うと、はにかみながらも誇らしげな表情を見せてくれる子もいます。この体力測定の結果は、3年間の成長がわかるようにして保護者の方にお返しをしています。
これらは学術的な意義だけではなく、子ども達に「また少しお兄さんお姉さんになれた」と感じてもらうための取り組みでもあります。

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