高知大学教育学部附属幼稚園

幼稚園紹介

高知大学教育学部との連携教育プログラム

幼児期は、幼児ならではの豊かな感性がひらく時期です。附属幼稚園では、高知大学教育学部の幼児教育、美術教育、音楽教育、教育科学、理科教育を専門とする先生方とともに、幼児期の豊かな感性を引き出すための独自のプログラムを開発しています。

*画像をクリックすると各プログラムの詳細をご覧いただけます。

  • 粘土場

  • みんなで子育てを行える社会環境づくり

  • ミニコンサート

  • 食育

  • 絵本読み聞かせ・講演会

  • 絵の具遊び

  • 園庭のいきもの

  • 美術館探検

  • 早寝早起き朝ごはん

  • 鬼遊び・体力測定

学内交流

高知大学には附属幼稚園のほかに附属小学校、附属中学校、附属特別支援学校があります。様々な世代の人と触れ合うことができるのも大学の附属園ならではのよさです。
12月には附属4校園が集まって、附属まつりを開催し、園児児童生徒だけでなく、保護者や教員も含め、交流を深めています。

  • 附属小学校

    生活科の授業、運動会や体験入学などで交流しています。附属小学生のお兄さんお姉さんは幼稚園の子ども達にとっては、こんなふうになりたいなと思える身近な存在です。小学校に行って行事に参加したり、学校探検をしたりすることで、さらに小学校を身近に感じたり、小学校生活への期待をふくらませます。

  • 附属中学校

    家庭科の授業実習として事前学習をしてきた附属中学校のお兄さんお姉さんが各クラスに来ます。小学生と違い子ども達との年齢差が大きく、でも先生ではないという関係から思い切り甘えたり、ふだんと違う遊びを一緒にしたりすることができます。また、先生や友達ではない人に「すごいね」と認められることで、喜びを感じたり、自信ができたりするきっかけになったりします。

  • 附属特別支援学校

    特別支援学校の高等部のお兄さんお姉さんが、毎年お餅つきのお手伝いに来てくれます。たくさんのお餅をついてくれて、子ども達は最後の仕上げ部分をつかせてもらいます。お餅つきの後はお兄さんお姉さんと一緒にお餅を食べたり遊んだりします。サッカーが得意なお兄さんには、サッカー好きの子ども達が大喜びでついて行きます。いつもしている遊びを通しての交流は、お互いのふだんの生き生きとした様子が自然と感じられる時となっています。

  • 高知大学

    大学生や大学院生のお兄さんお姉さんが教育実習や研究ではもちろんのこと、学生ボランティアとしても園の様々な行事をお手伝いに来てくれます。子ども達は実習に来たことのある学生や、顔見知りになった学生に「一緒に遊ぼう」「こんなことができるようになったよ」と声をかけます。学生達も積極的に子ども達の中へと入っていきます。このように幼稚園の先生だけでなく、幼児教育の視点をもった多くの人と関わるなかで子ども達の社会性などが育っていきます

自然

園庭

本園の敷地は7,847.23㎡と全国の附属幼稚園でもトップクラスの広さです。そのため園庭には植物や小動物、昆虫などが多く存在する自然豊かな環境となっています。限られた日に体験する自然ではなく、毎日の園生活の中での積み重ねを大切にしています。例えば、入園当初の不安の強い時期とすっかり園生活になれた頃とでは、同じ自然環境でも、教師の保育のねらいが違います。園庭の草花は、入園当初の子ども達にとっては摘んだり、持ったりすることで心を和ませるものですが、園生活にすっかり慣れた子ども達にとっては自分達の遊びにいかすものでしょう。また、同じ自然物でも3歳児にとっては、手に持ったり、集めたりすることが楽しい育ちにありますが、5歳児になるとじっくり見たり、遊びにいかしたり、飼育したりすることにまで興味が広がっていきます。

このように入園から卒園までの長期の見通しをもって、その時期の子ども達の育ちや、興味関心、教師の願いなどをふまえて、細やかな援助をしつつ、自然を保育に取り入れることを大切にしています。

  • カラスノエンドウや梅の実を集めたり、咲き終わったパンジーをすり潰して色水を作ったりして遊びます。また、あちらこちらで小さなかわいらしい草花が子ども達を迎えてくれます。薄紫のムラサキサギゴケ、黄色のカタバミ、桃色のムラサキカタバミ(スイスイ)、シロツメクサなどを摘んで花束を作ったり、冠を作ったりしています。備え付けの大きなプールではオタマジャクシ・アメンボ・ヤゴなどを捕まえて、クラスで観察しながら育てます。

  • クラスで飼育していたオタマジャクシがカエルになり、大きなヤゴがギンヤンマに羽化します。その頃には随分と暑くなり、赤土山でのどろんこ遊びも盛んになります。赤土山を掘って水を貯めて裸足ではいったり、ケーキに見立てたごちそうを作ったり、泥団子を作ったりします。オシロイバナも黄色や濃いピンク色の花をつけます。その花で色水を作って、色水屋さんをしたり、種から白い粉を取り出して遊んだりします。

  • バッタを捕まえると、年長児が自分のポケット図鑑などでえさを調べて、バッタが食べるエノコログサやオヒシバなどを見つけに行きます。自分の知っている場所や、教え合って取ってきた草を観察ケースに入れて、捕まえたバッタが住みやすい環境をつくっていこうとします。
    柿の木にはたくさんの花が咲いて落ちてきます。それを拾い集めて首飾りを作ります。他にも落ち始めたクヌギやシラカシなどのどんぐりやイチョウやクスノキの落ち葉を集めて壁飾りを作ったり、ドングリ転がし場を作ってレースをしたりして楽しみます。

  • 前庭にできた霜柱を見た子どもが驚きと興味いっぱいの表情で、他にもないかと探しに出かけます。赤土山の周辺で3センチほどある霜柱を見つけ踏むと「サクッサクッ」と音がします。「うわ?ひげみたいや!」「こっちの方が長いで」と歓声を上げながら遊びます。同じように、氷も園庭のあちらこちらで張るようになります。年長児が氷のできる場所を年中児に教えたり、カップに水を入れて自分の氷を作ろうと、凍らせやすい場所を探して、毎日試したりします。

教育学部の中城先生にもご助言をいただいて、植物の種類を調べたり、樹木にプレートをつけたりする活動もおこなっています。

中城 満 先生

教育研究部 人文社会科学系 教育学部門/講師
教育学部 学校教育教員養成課程(理科教育コース)

自然は子どもたちにとってのかけがえのない“先生”です。もちろん、先生方による日々の指導がもっとも重要な指導であることは言うまでもありません。しかし、自然から学ぶことのできることはほかにもたくさんあります。例えば、タンポポは花が終わって綿毛をつけると“背伸び”をします。あたかも「できるだけ遠くへ種が届きますように」と願うかのように。子どもたちはそこから、自然のたくましさを学ぶことができます。逆に、捕まえてきたチョウやトンボを虫かごに入れておくと、次の日には死んでしまっていることがあります。そこからは、命の尊さや謙虚な気持ちを学びます。これらの学びは大人に教えられるものではなく、自然から感じ取るものです。このような学習材としての自然が附属幼稚園にはたくさんあります。ぜひ子どもたちには、園庭の自然にどっぷり浸りながらたくましくもやさしい気持ちを培っていってほしいと思います。

年長組の部屋の北側に面して、約5.5×21メートル(約35坪)の広い畑があります。畑作りでは農林海洋科学部附属 暖地フィールドサイエンス教育研究センター 南国フィールド(農場)に助言してもらったり、畑で使う堆肥やもみがらをもらったりしています。

年長組は自分達で苗を買いに行き、自分で選んだものを植えて世話をします。(トマト、ピーマン、ナス、キュウリなど)その後、収穫したものを家へ持って帰ります。

他にも季節の野菜を植えており、用務員さんと一緒に世話をします。収穫したニンジン、ジャガイモ、トウモロコシ、ホウレンソウ、ダイコンなどの野菜は幼稚園の弁当の時間やおやつに全クラスでいただきます。

年長組の南にある砂場ではサツマイモ栽培をしています。そこで収穫したサツマイモは皆で焼き芋をして楽しんでいます。

絵本の部屋

子ども達に「絵本の部屋」と呼ばれる図書室が附属幼稚園にはあります。約2500冊の絵本と240組の紙芝居があり、子ども達はここで絵本を読んだり、借りたりしています。部屋にはカーペットと畳があり、好きな場所で思い思いに本を読んだり、ボランティアのお家の方に絵本を読んでもらったりしています。

保健室

附属幼稚園には、保健室があります。保健室には専任の養護教諭がいます。毎朝玄関に立ち笑顔で子ども達を出迎え、顔色や体調などの登園時の様子見ています。また、送ってこられたお家の方からお薬を預かったり、体調やお家での様子の連絡を受けたりしています。

保育中には各クラスを周って、子ども達の様子を日頃から把握するように努め体調に変化はないか見守っています。

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