11月22日、四万十川の若井沈下橋をLEDの灯りで幻想的に照らすイベント「四万十銀河 川のあまのがわ」が開催されました。
主催したのは、子どもたちが四万十川の自然と関わる体験を提案している、地域協働学部公認学生団体「四万十かっぱ組」です。
開催前には、若井地区の津末区長から、かつて松明で沈下橋を照らした地域の取り組みについて話を伺い、四万十川とともに歩んできた地域の歴史に触れました。その後、学生3名と教員、四万十町の職員を合わせた6名で、約2,500個のLEDライトを河原や橋の上に敷き詰める作業に取り掛かりました。
夕暮れが近づくとともに灯りがゆっくりと浮かび上がり、沈下橋から川面へとつながる光が、まるで天空の天の川と一体となるように広がりました。
3連休初日とあって、県外からのキャンプ客や家族連れなど約100名が来場し、静かに流れる音楽とともに四万十川ならではの幻想的な夜を楽しみました。
コロナ禍や台風で思うように活動できない時期が続いた四万十かっぱ組にとって、今回のイベントはまさに“活動の集大成”。学生たちの振り返りには、達成感と感謝の言葉が綴られています。
「開催に至るまでには多くの苦労がありましたが、少人数ながら力を合わせてやり遂げることができたことは私たちの大きな財産になりました。本番当日はたくさんの方にお越しいただき高い評価の声をいただきました。私たち自身が見ても本当に美しく、誇らしい仕上がりでした。来年になっても、このイベントのことを覚えていてくださる方がいれば、これほど幸せなことはありません。」
「準備の途中ではゴールが見えなかったイベントが、開催にまで漕ぎつけることが出来たのは四万十町役場の方を始め海洋堂など周りの方々の協力のお陰です。この協力なしでは成功できなかった本イベントで得た学びを他のことにも活かしていきたいです。」
四万十川の自然と人のつながりが生んだ、特別な一夜となりました。





















