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まちづくりにビキニの記憶をどう継承するか(黒潮町佐賀北部実習班:「記憶の記録と継承」企画)

 5月7日、ビキニデーin高知2022FW室戸(2日目)に参加しました。
 この日は、参加者兼当日スタッフとして、医師や研究者・被災船員さんやそのご家族をお招きしてのパネルディスカッションを拝聴したり室戸山・最御崎寺のツアーに参加したりしつつ、会場受付や撤収支援を行いました。
 パネルディスカッションでは、被災した船員さんたちを診続けてきた臨床の現場から指摘できる健康被害と核被災との因果関係や、マーシャル諸島でフィールドワークを続けてきた研究者のお話から世界の核被災者らや支援者らはどう繋がろうとしているのかについて、具体的なお話を通じて理解を深めました。とりわけ学生たちにとっては、ビキニ環礁などマーシャル諸島での原水爆実験に伴う核被災は、漁業を主要産業とする地域社会にとってどのような意味を持ったのか、という問題提起が強く印象に残ったようです。発言なさった元船員さんやそのご家族の方々に今後お話を伺いに訪ねるため、連絡先を伺ったりもしました。
 午前・午後のパネルディスカッションの間には、室戸山・最御崎寺を歩くバスツアーにも参加しました。県内外から来た方々と語り合い、交流する場面も見受けられました。
 延べ80名以上の方々が参加したパネルディスカッションに携わり、朝の散歩で話しかけられた地元の方が実は核被災のご遺族だったことが判明したりといった経験の中で、“地域社会にビキニ事件は何をもたらしたのか”、“今後のまちづくりに資するために、ビキニ事件の記憶をどう記録し継承することが求められるのか”を、学生たちは改めて考えたようです。引き続き地域の方々に丁寧に教わりながら、今後の企画や卒業研究を考えよう、との思いを新たにする時間となりました。


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