高知県南国市稲生の河泊神社の夏祭りには河童と絵金が展示されています。絵金は幕末から明治期にかけて土佐で活躍した絵師のことである。デザイン班は絵金と河童伝承のヒアリング調査を実施しました。
高知県内の各地には絵金とその弟子の作品がお宮や個人蔵で様々に保存·継承されています。氏子の高齢化や少子化により地域の祭は持続可能な状況にありません。絵金派の作品はかつては花台(櫓)の上に展示されていましたが、今では公民館の中で展示されるにとどまっています。この展示の変化も昔とは違った状況ではありますが、地域の祭りを継続していくために必要な変化なのだと思いました。ヒアリングでは地域の様々な過去から現在までの貴重な情報をお聞きすることができました。若連中の沢田様やチーム稲生の前田様、民生委員の山﨑様に御礼申し上げます。


