高知市鴨部の郡頭神社の夏祭りでは絵金派の作品が展示されています。2017年に調査に入って以来の現地調査となりました。コロナ禍もあり、かつての絵馬台の設置もできなくなったと聞いていたのですが、7年ぶりに行くと、新しい絵馬台が完成していました。2023年からこの形でやっているそうです。氏子の高齢化で高所作業が困難になったことやより軽量の建具を使用することで絵馬台の設営が楽になるように工夫されたそうです。この絵馬台は氏子の大工さんにより設計されたそうです。かつての絵馬台に比べると迫力はなくなりましたが、これも持続可能なための変化であり、氏子や保存会のメンバーが後世へ残そうという心意気を感じました。高知国際高校の吹奏楽部が祭を盛り上げていました。また、絵馬保存会の武政様や民生委員の貞廣様からはコロナ禍から今日までの変化やこれからの話をお聞きすることができました。学生達も当日の見回りを行いながらヒアリングを行うことができました。


