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安芸から室戸へ、風景と人のぬくもりに触れて(室戸を主とした漁村のくらし実習班)

 7月15日、「室戸を主とした漁村のくらし」実習班は、写真展の撤収と次の展示に向けた打合せのため、室戸市を訪れました。移動の途中には安芸市に立ち寄り、歴史ある町並みに触れながら地域の文化を学びました。地域の人々との温かな交流と、写真を通じた記憶の継承に向けた一日となりました。

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●写真展の撤収と次の展示会場との打合せのため、室戸へ

 日差し照り付ける7月15日、「室戸を主とした漁村のくらし」実習班は室戸市へと向かいました。

 今日は、「よみがえる風景 室戸の記憶写真展」の室戸市役所1階ロビー展示の最終日。その撤収作業にくわえ、8月6日から展示会場である国立室戸青少年自然の家の担当者・小原さんとの打合せが、主な目的です。

●道中の学び ― 安芸市土居の武家町を訪ねて

 少し余裕があったので、道中のまちについて理解を深めるべく、安芸市土居廓中伝統的建造物群保存地区を訪れました。

 廓中ふるさと館で安芸の特産に舌鼓を打ち、盛りだくさんの料理にお腹は満腹。食後、安芸市土居の保存地区を歩きました。

 安芸市HPによれば、保存地区は安芸平野のほぼ中央に位置する約9.2haの範囲で、東西約410m、南北360mにわたります。戦国期に築かれた安芸城を中心として、江戸時代のこの地で大きな屋敷を構えた土佐藩家老五藤家によって形成された武家町で、近世の町割りの骨格を現在に留めています。江戸末期から昭和の戦前の頃の土蔵や蚕室など伝統的な建造物が良好な状態で残されており、2012年には、県内で2番目に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されたそうです。

 あいにく貸し切りで主屋の見学は叶いませんでしたが、野村家住宅を見学したり、住民の方々が日常生活を送りながら残そうとしてこられた藩政時代の武家地の景観を眺めたりと、わずかな時間のまち歩きを堪能して、室戸へ向かいました。

●室戸青少年自然の家で展示に向けた構想を練る

 お昼からは、室戸青少年自然の家にお邪魔して打合せ。展示室候補のお部屋や場所をご案内いただき、壁や椅子を使っての展示を構想します。

 小原さんのご厚意で、室戸青少年自然の家がお持ちの資料を見せていただいたり、建物に登って絶景を楽しんだり。室戸市出身で大関になった力士・朝潮太郎に関する資料や、民俗芸能に関する展示や魚貝の標本なども、興味深く拝見。今後の企画を考えるにあたっても、刺激をいただきました。

●室戸市役所で写真展を撤収 ― 多くの方の支えに感謝

 エールをいただいて室戸青少年自然の家を発ち、室戸市役所に向かいます。展示場所では照明を充実されていたり、ご自宅から写真資料集を持参し「みなさんのお役に立つなら」とお貸しくださる職員さんがおられたり。興味をもって鑑賞し取り組みを見守って下さっていたことを垣間見るようで、ありがたさを噛みしめつつ撤収作業に取り組みました。有孔ボード類の返却でも、職員の川越さん・松本さんに大変お世話になりました。

●次回展示に向けて ― 地域とともに記憶をつなぐ

 7月29日からは、椎名集落活動センター「たのしいな」さんでの展示が始まります。地域の方々のご厚意で、初日を、月に一度の「地域食堂」開催日にして下さいました。椎名地区の写真が主なので、きっといろいろなエピソードを伺えるかも…、と今からとても楽しみです。

 今回もお世話になった地域のみなさまに、御礼申し上げます。

 


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