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霧山茶園で学ぶ「お茶づくり」と農の未来(1年生:地域協働総合実習入門)

11月19日、1年生・地域協働総合実習入門の農業班(べっぴん班)は、べっぴんさんの新鮮野菜市の中山美佳さんにお話をうかがうため、日高村の株式会社霧山茶園を訪問しました。霧山茶園は、東京ドーム5個分にもなる広大な茶園を有する生産者です。

 はじめに中山さんから、霧山茶園の歴史をご紹介いただきました。山を切り開き茶園を拓いた先人たちの苦労を、目の前に広がる雄大な茶畑を見ながら想像し、その重みを感じる時間となりました。また、生産・出荷・販売に関するお話では、近年の海外での抹茶ブームの影響で煎茶の供給が不足し、昨年より高値がついているという状況も伺いました。日高村のローカルな農業であっても、世界的需要に左右されることを学生たちは実感しました。

 2020年にスタートした体験事業についても、お話を聞くことができました。これは「将来の消費者を育てたい」という思いから始めた取り組みだそうです。学生たちは実際に「ブレンド茶づくり」を体験し、煎茶・ほうじ茶・番茶の中からベースを決め、ティーバッグを作成。パッケージにはマスキングテープやイラストをあしらい、世界に一つだけのオリジナルブレンド茶が完成しました。楽しみながら、お茶に親しむ良い機会となりました。

 昼食後は茶園の中を散策しました。この日はちょうど秋冬番茶の収穫・加工の真っ最中で、機械で茶葉を摘み取る様子や、軽トラックが収穫した葉を次々と加工場へ運ぶ様子など、生産現場のリアルな風景を見ることができました。

 学びの多いとても楽しい一日でしたが、その楽しさの奥には、霧山茶園のみなさんが大切にしてきた思いと努力があることを強く感じた実習となりました。


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