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地域の記憶と温かさに触れた写真展最終日(室戸を主とした漁村のくらし実習班)

室戸実習班は、8月5日に室戸市椎名地区で開催された「よみがえる風景 室戸の記憶写真展」最終日の運営を担当しました。試験直前の時期ながら、これまでお世話になった地域の皆さんへ恩返しがしたい――そんな思いで写真説明や来場者対応に取り組み、温かな交流が広がる一日となりました。

◆ 試験期間中でも「恩返しがしたい」

夏の青空と室戸の海が輝く8月5日、室戸実習班は椎名集落活動センターで行われた「よみがえる風景 室戸の記憶写真展」最終日に参加しました。翌日に試験を控える学生たちでしたが、これまで多くのご支援をいただいた地域の方々への恩返しになればと、試験勉強道具を片手に会場で待機しました。

◆ 写真の解説と地域の記憶を聞く時間

来場者がいないときは勉強を進めつつ、訪れた方には写真の解説や思い出話を伺いました。県庁職員の方、写真提供者のYさん・Mさんなど、この日も多くの方が足を運んでくださいました。

◆ 住民の温かさに触れた差し入れの数々

準備段階からお世話になったTさんは、学生の表情の曇りに気づき「元気がないねぇ」と声をかけてくださるほど気遣ってくださいました。事情を話すと、後でアイスクリームを差し入れに戻って来られるサプライズも。

また、Tさんのご友人Kさんからは、手作りのちらし寿司おにぎりやむろとうみがめさんのクッキーを、かわいい紙袋に入れてたくさん差し入れていただき、学生たちは胸を熱くしていました。

◆ 付箋が増えていった「地域の記憶の共有」

展示では、「たのしいな」の川島さん・仙頭さんのアイデアで、地域の方から教わったことを付箋に書いて展示ボードに貼り足していきました。最終的には、学生が準備したキャプションを上回る数の付箋が集まり、地域の暮らしや祭事、大敷の営みなど、次世代へ伝えたい記憶が豊かに積み重なりました。

◆ 展示撤収・搬入までやり遂げた最終日

夕方からは最終日の撤収作業。室戸市役所のご厚意で急きょ借りた有孔ボードを体育館へ返却し、「たのしいな」さんに挨拶した後、次の展示会場である室戸青少年自然の家へ展示物を搬入しました。

◆ 「忘れがたい夏」になった室戸での実習

この夏はこれまで以上に室戸へ足を運び、地域の多くの方に温かく迎えていただきました。学生にとって、地域との関わりの深さと温かさを強く感じた忘れがたい夏となりました。

お世話になった皆さまに、心より感謝申し上げます。

 


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