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6年ぶりに奉納された太刀踊り―椎名神祭で出会った、受け継がれる時間(室戸を主とした漁村のくらし実習班)

蒸し暑さの残る10月15日、椎名地区の神祭で6年ぶりに奉納されると聞いた太刀踊りを見に、室戸実習班は椎名八王子宮を訪れました。これまで映像や聞き取りを通して知ってきた神祭の風景を、初めてこの目で体感する夜となりました。

 

◆6年ぶりの太刀踊りを見に、椎名八王子宮へ

蒸し暑さの残る10月15日、椎名地区の神祭で6年ぶりに太刀踊りが奉納されると知り、室戸実習班は椎名八王子宮を訪れました。

これまで動画を拝見したり、写真展の準備を通して神祭の流れを詳しく教わったりする中で、「この目で直に見たい」と思い続けてきた神祭です。今回は洗い御輿は見送ることになりましたが、太刀踊りが復活すると聞き、胸を高鳴らせていました。

 

◆西と東、それぞれに受け継がれる太刀踊り

「太刀踊りは18時半からです」と教わり、都合のつく学生が椎名八王子宮にかけつけました。

奉納されたのは、西(椎名)と東(飛鳥・清水・鹿岡)、二つの地区の太刀踊り。それぞれ、衣装や動き、拍子、踊りに使う道具、唄や歌詞に少しずつ違いがあります。

舞台照明と提灯の灯りに照らされた境内で奉納される踊りは、中腰やでんぐり返しを繰り返す、足腰や体幹が鍛えられそうな力強い舞。時折こぼれる踊り手の笑顔と、それを温かく見守る地域の方々がつくり出す空間は、どこか幻想的でした。

 

◆満席の境内が物語る、踊りの大切さ

前日の宵宮にも多くの方が訪れたそうですが、大祭当日のこの日も、60席以上はあろうかという椅子がほぼ埋まり、立ち見や鳥居の外から眺める方の姿も見られました。

連綿と受け継がれてきた椎名の太刀踊りの大切さを、その場の空気そのものが物語っているようでした。

幕の合間には、日頃からお世話になっている地域の方々が声をかけてくださる場面もあり、あらためて人とのつながりを感じる時間となりました。

 

◆小雨を越えて、最後まで見届けた奉納

途中で小雨が降り始めましたが、次第に小康状態となり、各地区2幕ずつの太刀踊りを最後まで観ることができました。

帰り際には、夏の写真展以来お目にかかる地域の方々と立ち話をしたり、思いがけずお手製のお弁当を持たせていただいたり(とても美味しかったです!)、温かい交流にも恵まれました。

 

◆余韻とともに、帰路へ

豊潤な秋の気配をそこはかとなく感じさせる太刀踊り。

6年ぶりの復活の場に居合わせることができたことを、心から嬉しく思います。「お気を付けて」と温かく見送っていただき、身も心もほっこりとした余韻を抱えながら、少しぼんやりと帰路につきました。


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