12月13日（火）、地域理解実習・南国市稲生の１年生は今年最後の現地実習に伺いました。

　午前は、稲生小学校PTCAの食育活動の一環として実施しているロング巻き寿司づくりに参加しました。稲生小学校の生徒たちがお米の栽培から収穫、調理して食すまでを体験する「食育」では、その工程でPTCAの方々が携わっています。当日は最後の「食す」段階であり、早朝から稲生地区社会福祉協議会の「ひまわり会」のみなさんが、
ロング巻き寿司づくりの下準備を行っていました。集落活動センターチーム稲生にてロング巻き寿司づくりの手順や注意事項を教わった上で、学生たちは支援に徹すべく、酢飯づくり、搬入を行いました。

　小学校に移ってからは、小学生、保護者、先生方、ひまわり会、PTCAやチーム稲生のみなさんと共にオープニングセレモニー、海苔やお米や巻き寿司の具のセッティング、ロング巻き寿司づくりに参加しました。ロング巻き寿司は20m87cmに及び、昨年の記録を更新しました。みなさんと共につくった巻き寿司、お味噌汁、お稲荷さん、おにぎりはいずれも絶品で、食べきれないほどでした。

　片づけを終えた後、稲生小学校の筧校長先生からお話をうかがい、学生たちは、先生方と地域社会の方々との関係性づくりに関する質問や、子どもたちと先生との関わりに関する質問など、5回にわたる実習と本日のロング巻き寿司づくりとで感じたPTCA活動や稲生小学校の底力を探ろうとしていました。

　その後、先週の地域防災をテーマにしたワークショップで知り得たことを踏まえて自主防災会の戸田会長からお話をうかがった後、稲生地区の広報誌づくりについて、コンセプトおよび内容について概略を改めて共有し、スケジュールを確認した上で、各担当を決定しました。本日も稲生地区在住のデザイナー井上紀代美さんをファシリテータに、アイデア等を出し合い、最後に、稲生小学校の花育で育てている皇帝ダリアの節伐りをし、お裾分けをいただいた後、今年最後の現地実習から帰路につきました。