３年生黒潮町クラスホエールウォッチングデータバンク班は、2020年１月17日（金）、砂浜美術館スタッフと大方ホエールウォッチングの担い手である大方遊漁船主会の皆さんに対して、学習成果の報告会を行いました。報告会では、班が柱としてきた４つの事業（顧客等アンケートの実施、アンケートを含む各種データの収集・分析、ボランティアガイドの実施、センターの案内表示の改善）について報告しました。アンケート結果については、中間段階の報告として７月末にも一度報告していますが、書き入れ時である夏のデータも踏まえて、2019年シーズン全体を通じたデータの分析結果を報告しました。顧客像や広報チャンネルの明確化をはかるという顧客アンケートの狙いは、ある程度達成しつつあるものの、2019年シーズンは悪天候で出航数が少なくなったことなどから、来期もデータを蓄積する必要があることを、今回の報告会で改めて確認することができました。また、ボランティアガイドを実施し、それを踏まえた顧客アンケートを取ったことが活かされ、来期は町の支援でガイドをより高い頻度で乗船できるようにする事業も採択されるようです。学生達の活動が、多少なりとも大方ホエールウォッチングに貢献できたことを喜ばしく感じました。なお、アンケートの分析方法その他で、まだ大方ホエールウォッチング事務局に引き継げていないことが残っており、今後、実習時間外にも対応していきたいと考えています。