10月20日(火)。地域理解実習・文学館チームは、高知県立文学館主催の『文学散歩』(宮尾登美子さん追悼企画展 関連企画)を1日スタッフとしてお手伝いをしました。
『文学散歩』参加者は、総勢約50名。朝9時30頃から10時頃まで宮尾登美子さんの追悼展示を観覧しながら宮尾さんの生涯について文学館の方から説明を受けました。
その後、文学館を徒歩で出発、お昼まで宮尾登美子さん生誕地周辺である昭和小学校から海岸通の若松町、稲荷町、二葉町を経て得月楼までのコースを約2時間かけて歩きました。学生4名は、運営スタッフの一員として参加者の安全を確保する仕事を果たしながら、参加されたみなさんとの会話を楽しみ、コースを散策しました。
午後は、3時頃まで『朗読会』のお手伝いをしました。得月楼の松岡さんからその歴史や宮尾さんとの交流について興味深いお話をしていただいた後、宮尾さんの代表的作品である『陽睴楼』『仁淀川』の朗読を静かに聴きました。朗読会終了後は得月楼の見学をさせていただき、学生たちは、普段は入れない料亭に興味津々といった様子でした。色々な意味で充実した1日だったようです。
以下は学生の感想です。
<1年生女子>
私は今回のイベントに参加するまで、宮尾登美子についてあまりよく知らず、そのために、あまり興味も持っていませんでした。
しかし、今日の文学散歩に参加し、宮尾登美子という人物の背景に迫って、実際に触れて知っていくにつれ「もっと深いところまで知りたい!」「この原稿を書いていた時は、どういった気持ちだったのだろうか…」と、とても興味を持ち始めている自分に気付きました。知ることは、興味へと繋がるのだという発見は、これから先の実習で大いに活かしていきたいと考えています。