地域協働を組織する力を育てます。

学生の声学生の声

慣れと刺激

上田 こまちKomachi Ageta
(高知県立高知国際高等学校 出身)

 大学生という肩書きになって、はやいもので一年が経とうとしている。大学に進学する前に散々耳にし、目にしていた「大学生はすぐに終わる」という言葉は、案外的を射ていたことがわかる。先人である皆々様たちの言うことを信じてみることも、時に重要であると感じる日々だ。

 一年生として過ごした一年は、慣れるための期間だったと振り返って思う。わたしは高知県出身で、住む場所も変わりやしない。卒業した高校と入学した大学は近いもので、なんなら大学の方が家に近く、通学する道だって変化はない。

 しかし、自分の環境は変わらなくとも周囲の環境はガラリと変化する。同じ学部の友人たちは、みな一様に高知県出身ではなく、また自分自身で授業をカスタマイズする経験は初めてのことだった。入学当初は授業の組み方に四苦八苦していたし、なんなら九月にも同じような経験をした。年度が切り替わって訪れる四月も、おそらく苦しんでいることだろう。人間、そう急に成長はしない。

 さまざまな要素や背景を持つ人々が、高知大学地域協働学部一年生というラベルが貼られた器に入れられている。三者三様、十人十色、千差万別という言葉があるように、今まで過ごしてきた環境が明確に異なってくるという体験は、なんとも刺激的だった。一番簡単な違いであろう高知県出身者ではないというフィルターすら、わたしには好奇な刃として刺さる。高知県出身者ではない人を通して見る高知県というのは、わたしにまた新たな顔を映してくれる。ちなみにこれは余談だが、友人が美味しいご飯屋さんを聞いてくれることがあるが、一年もすれば県外出身者の方が詳しくなると思う。灯台下暗しかな、自分はあまり高知に明るくないことを知る。高知県の未知なる場所を知るバイタリティとハングリーさは、地元の人間にはなかなか発露されない。

 とかく、慣れと刺激は表裏一体である。時々、刺激への慣れが顔を覗かせてくるときがある。何をするにしても初めてだった四月のころと比べて、今の自分はようやく大学生らしくなったのではないだろうか。大学生活には慣れつつも、これからの生活にも刺激を追い求められるようになりたいと切に思った一年である。 

(※2026年執筆)

地域協働を経験した一年

青木 優歩Yuho Aoki
(桃山学院高等学校 出身)

 地域協働学部生としての学びを深めながら、私はこの一年間、特に「地域理解」を柱に据えて活動してきました。

 地域理解の観点では、鏡川ウォークやアンパンマンミュージアムへのフィールドワークを通して、高知の風土や県民性などを知ることができ、自分の地元とはまた違う高知を体感することができました。   

 一年次の実習ではクルーズ船で高知に寄港した方々に正調よさこいを教える実習や高知県農村女性リーダーの方々にお世話になり、高知のみならず農家の方々の生活や高知の農業を学ぶことができました。クルーズ船実習は高知の文化の象徴的なよさこいをよりたくさんの人に知ってもらうことを目的に行いました。実習の中で、英語圏以外の人や車椅子の人などたくさんの人と交流する機会がありました。どうすればよさこいを楽しんでもらえるのかを実習メンバーで話し合い実施することができました。農業班での実習では最先端の土を使わない農業から伝統的な土を使う農業など幅広い農業を実際に目にすることができました。

 また、この1年間で「地域協働とは何なのか」について考える機会がとても多くありました。

 「地域協働」とは、誰かが誰かを助ける一方的な関係ではなく、共に考え、共に備えるプロセスそのものです。この一年間の学びを通じて、私は「地域を守ることは、地域の繋がりを編み直すこと」であると感じました。正解のない現場で試行錯誤する日々は決して楽ではありませんが、住民の方々の温かい励ましや、共に汗を流す仲間の存在が、私の大きな原動力となりました。

(※2026年執筆)

まずはやってみる

庄司 明日香Asuka Shojii
(静岡県立沼津西高等学校 出身)

 あっという間に大学2年間が過ぎ、大学3年生に向けて歩みを進めています。私の大学生活は、タイトルにもある通り「まずやってみる」という姿勢で過ごした2年間だったと感じています。
 私は県外出身で、高知、そして四国を訪れたのも大学受験が初めてでした。地域のことを学び、将来は地元に還元したいという想いを持つ私にとって、地域協働学部の学びは非常に自分に合っており、この学部と出会えたことに日々感謝しています。

 私は大学に入ってから、大きな挑戦を2つ経験しました。
1つ目は、「土佐学生よさこい大会実行委員会」での活動です。「高知に来たからには、高知らしいことに挑戦したい」という思いから、毎年8月9日に開催される学生主催の「土佐学生よさこい大会」の運営に携わることを選びました。

 協賛のお願いから大会運営まで、すべてを学生が担う経験は大変でしたが、その分大きな達成感があり、よさこいを好きになるきっかけにもなりました。また、会計という役割を通して、組織におけるお金の管理の難しさや、企業・チーム内での連携の重要性を実感しました。今年度は前年度実行委員長からの推薦を受け、実行委員長を務めています。これまでの反省点を生かし、私たちらしい新しい大会づくりを目指して取り組んでいきたいと考えています。

 2つ目は、海外留学の経験です。高校時代から多文化共生や異文化理解に関心があり、特に「やさしい日本語」を用いた情報発信に取り組んできました。大学では、日本で暮らす外国人の立場を自分自身で経験し、その学びを地域づくりに還元したいと考え、2つの国を訪れました。

 大学1年生の2月には台湾、大学2年生の8〜9月にはニュージーランドへ留学しました。中でも台湾での経験は、現在の活動の大きなモチベーションとなっています。内容としては、高知県安田町に台湾の学生を招き、地域住民へのインタビューを通して学生に何ができるのかを共に考えました。その後、春に私達日本の学生が台湾を訪れ、学生の視点から地域の資源を活かした地域活性化の提案を行いました。

 交流は英語のみで行われ、英語に自信のなかった私は当初戸惑いましたが、「自分から話しかけないと何も始まらない」という強い気持ちを持って、失敗を恐れず自分から声をかけるようにしました。その結果、国際的に交流の輪が広がり、今でも連絡を取り合う台湾の友人ができたことは、かけがえのない経験であると感じています。

 これら2つの経験を通して、「まずやってみる」ことの大切さを強く実感しました。大学生活も折り返しを迎え、残りはあと2年です。2年間はあっという間に過ぎてしまうので、「やってみたい」で終わらせるのではなく、「やる」という意志を持って、最後まで大学生活をやり切りたいと思います。

(※2026年執筆)

変えたいを変える1年

佐竹 佑斗Yuto Satake
(高知市立高知商業高等学校 出身)

 地域協働学部での1年間は私にとって自己を変化させる年でした。この変化は地域協働学部ならではの学び方から生まれたものです。地域協働学部は「協働する」機会が多く、講義内でのグループワークはもちろん、高知県の企業様と企画を立案する「地域協働総合実習入門」のような実践的な学び方もあります。

 入学当初、私は「自分でできることはすべて自分で」と考えるタイプで、人に任せることが苦手でした。苦手なことでも無理をしてこなすことも多々ありました。しかしそれは「協働」にはつながらないと1年間で痛感しました。

 講義や実践的な学びを通し、協働の意味を深く理解できるようになりました。単に周りの人のことを理解するだけではなく、自分自身の得意や不得意を再認識し、それを周囲に明確に伝えられるようにもなりました。そうすることで、それぞれの得意を活かし協働することの楽しさとそこから得られる学びの多さを知りました。

 この1年間を振り返り、地域協働学部は「変わりたい」という自身の思いや「やってみたい」という挑戦を実際に形にできる場だと感じました。この学部での学生生活を通してこれからも変化し、挑戦し、主体的に学び続けたいです。

(※2025年執筆)

地域協働の意味

足立 風薫Fuka Adachi
(兵庫県立柏原高等学校 出身)

 私は地域の人と真剣に課題について考え、解決していくことに憧れ、地域協働学部に入学しました。2年生から念願の実習活動が始まり、毎日多くの学びを得ています。

 実習が始まる前は自分の得意なこと、やりたいことを企画にしたいと考えていました。しかし、先輩が活動している様子を見たり、自分自身が地域の人と関わったりする中で、ただ大学生のやりたいことを企画にすることが、本当に地域のためになるとは限らないと気が付きました。実際にその土地で生活している人の考え方を、私たち大学生が丁寧に理解し共に進んでいくことの大切さを学び、協働とは何か深く考えるきっかけになったと思います。

 そして、実習班のメンバーと実習コンセプトを考えました。コンセプトを決めるまでに何度も何度も話し合いを重ねました。互いに実習地で感じ取ってきたことや考えていることを率直に伝え理解するプロセスが何よりも楽しく、多くの学びを得られました。

 大学生の実習期間は決まっていますが、地域は実習が終わっても続いていきます。残りの期間で地域を長期的な視点で考え、できることを最後まで丁寧にやり切りたいです。また、自分なりに協働について考えを深めたいです。

(※2025年執筆)

地域に残る曲、協働の新たな形

山岡 大起Taiki Yamaoka
(高知県立高知小津高等学校 出身)

時間の流れも早いもので、大学生になって3年の月日が過ぎました。この間の多くの時間を現地実習に費やしてきたと感じます。

 私が主に活動していたのは、南国市に位置する稲生地区。稲生ではこれまでの10年間を通して、40人近い大学生が関わっており、大学生と稲生住民が協働パートナーとして定着してきた場所です。

 そんな稲生での実習が私の代で終了すると知らされたのが、2024年がもう終わろうとしていた頃でした。残された1年余りの時間で何ができるのか。大学生が地域を離れたあとも持続していく「さすていなぶる」な場所を目指して、長きに渡る稲生実習の集大成に取り組みました。

 稲生班としては、最後の1年間で大きく分けて4つのプロジェクトを進行してきました。その中で私が主導してきたのが「いなぶテーマソング」です。これまで趣味で音楽を嗜んでいたこともあり、節目としての曲を贈りたいと思い企画したものです。地域内部での交流促進という目標を立て、小学生やサロン参加者とのワークショップを通じ、住民の想いや稲生の好きなところなどのキーワードを集め、丁寧に吟味しながら楽曲を仕上げていきました。

 率直に言えば、ここまで大規模な作曲はしたことがなく、実習の一端を担っているにも関わらず先行きが不透明なところもありました。しかし、その分責任感も伴ってきます。作業時間のほとんどが実習時間外でしたが、極力集まったキーワードを語呂良く使うためにはどう歌詞を構成すれば良いのか、DTM(パソコン等で音源ソフトを使って音楽制作を行う手法)操作や楽譜ソフトの操作を習得するなど、初心者ながらに短い時間で工夫をしてきました。

 完成した楽曲は、毎年6月に行われているびわもも祭りで小学生に合唱してもらいました。苦労した分、稲生でこの曲が流れたときにはとても感動したのを今での鮮明に覚えています。

 この企画を通じて感じたことは、協働の形は1つではないということです。大学入学時には、まさか稲生班に入って曲を作るとは思っていませんでした。ですが、こうして3回生が終わろうとしている今、しっかりと後世に残る形で稲生班9期生の曲が稲生に残っています。

 各地域でパートナーと協働して行うことといえば、その多くが地域の特性を活かしたイベント企画運営が中心であると認識していましたが、稲生班として活動する中でそうした枠に囚われず、地域協働学部でのこれまでにない「何か」を生み出すことができると気付きました。

 これまでの学びと大きな経験を胸に、これからもその時々の形で地域と誠実に向き合い、自ら考え行動し続けていきたいと思います。

(※2026年執筆)

山田晃瑚

活動し自分を見つめ、新たな視点を得る

山田 晃瑚Ako Yamada
(高知県立高知追手前高等学校 出身)

 地域協働学部に入学してから早くも一年がたとうとしています。高校までと大きく環境が変わり、多くのことに挑戦し、成長でき、とても充実した一年になりました。特に地域協働学部の特徴である実習では、地域に出て自分の足で動き、目で見ることで新たな発見も多くありました。

 一年の実習では、一学期に鏡川ウォーク、まち歩き及び土曜夜市出店、後期に短期の実習パートナーさんの下でグループに分かれての実習を行いました。鏡川ウォーク、まち歩きでは最初、高知県出身であることもあり普段慣れている場所を歩くため、学部に多い県外出身の人が高知を知るための授業だと感じていました。しかし、実際に歩いてみると今までに通ったことのない道や、気に留めたことのなかったようなお店に気づくことができました。また、地域協働学部では振り返りの時間を大切にしています。そのためグループでの振り返りを通してどのようなものを見たのか、いつどのように感じたのかを振り返ることでより異なる視点の意見を聞きながら実習を振り返ることができるため振り返りからも新たに発見を得ることができました。

 夏休みには近所の商店街のよさこいの給水所のボランティアにも参加しました。きっかけは商店街に知り合いの方がおり、その方に頼まれたというとても些細な事でした。しかし、ボランティアの二日間を通して今までかかわったことのない商店街の方とかかわり、踊り子さんにたくさん「ありがとう」と言ってもらうことができ、コミュニケーション能力を高めることや人との信頼関係を築く喜びを感じることができました。また、ボランティアを通して現在の商店街の抱える課題も聞くことができ、課題意識を高める機会にもなり、自分の成長につながった2日間でした。

 二学期には実習パートナーさんの下で実際に実習を行いました。実習では企画の立案から実行までを行いました。実習を通してパートナーさんとの関係構築や、課題及びパートナーさんの要望をとらえ、それに合わせた企画を考え、実施しました。企画を考えることは、今まで自分が考えていたよりも難しく、企画案はたくさん出るものの、そこから一つに絞っていくことに苦労しました。しかし、企画を行う目的、ターゲットを定めることで絞ることができました。また、実習の期間に定期的に振り返る時間をとることで、今までの自分たちの活動内容を思い出し、うまくいかなかったことに対しての対策をすぐに話し合うことができたため、回数を重ねるごとに自分自身より積極的に実習に取り組むことができるようになっていったように感じます。

 これらの活動を通して自分を見つめるだけでなく、様々な角度で実習パートナー、実習内容を見ることができ、新たな視点を得ることができました。来年度は本格的に実習地に入り活動していくことになりますが、一年生で経験したことを基にさらに積極的に行動を起こし、実習地の人やメンバーの目線に立って考えながら協働を行い、さらに成長していけるよう励んでいきたいです。

(※2025年執筆)

長野比翼

ワクワクする新たな経験を

長野 比翼Tsubasa Nagano
(宮﨑県立高鍋高等学校 出身)

 入学してはや1年が経とうとしています。地元から離れ、初めての一人暮らしや、アルバイトなど、これまでとは全く異なる環境の中で生活し、学んでいくことに不安もありながら始まった大学生活でしたが、新たに出会った友人や先輩方、先生方など、様々な人たちに支えられ、恵まれた環境で学びに向き合うことのできた、充実した1年を過ごすことができました。

 私は宮崎県出身で、これまで高知県は縁もゆかりもない場所でした。そんな高知県に興味を持つきっかけになったのが、この地域協働学部の存在を知ったことです。移動手段が絞られていることで片道約7時間かかってしまうことや、高知県に知り合いもいないことなど、多くの壁があることは分かっていましたが、この学部で学びたいという意思は強く、その意思を枉げず、地域協働学部で学び成長することを決意しました。

 この1年で、地域協働学部についてより深く知るきっかけとなった授業が、地域協働サービスラーニング演習です。この授業では、先輩方が実習地で行っている活動に、自分たちも実際に参加するというものでした。2年次は地域に出て活動するということは事前に聞いてはいたものの、実際どのような活動を行っていけば良いのか全く分からない状況でしたが、この授業を通して、先輩方の話やアドバイスを聞き、何かをしなければならないという考えに縛られる必要はないということを知りました。むしろ自分がやりたいと思っていることは全部試してみるというような自由な発想こそ、成功につながる可能性があるという考え方を身に付けるきっかけになりました。この発想は来年度以降の実習に必ず役立つと感じています。

 課外活動では、軟式野球部に入部し、様々な学部の選手たちと関わることができたことも良い経験です。野球部に入部すると決意したことが9月であったことや、同学年で同じ学部の選手がいなかったことで、チームに馴染むことができるか心配な面もありました。しかし、学部で培ったコミュニケーション能力なども役立ち、すぐに打ち解けることができ、今ではチームをまとめる立場になろうとしています。学部外で人とのつながりを生むということは、これからの学びにも必要なことであり、その先の人生でも役立つ経験です。一年の段階でこのような経験ができているのはとても貴重なことだと思います。

 来年度は2年生ということで、実際に実習地が決まり、その地域とともに成長することになります。そして二十歳を迎える節目の年でもあります。自分はどのような人材になりたいのかを改めて確認し、より多くのことにチャレンジしていきます。

(※2025年執筆)

乗田里菜

悩んでも協力して乗り越える

乗田 里菜Rina Norita
(三重県立相河高等学校 出身)

 私は2年生になり、デザインゼミに所属しました。デザインゼミでは自分の成長を感じる一方で、実力不足や経験不足を痛感することも多いです。地域の魅力を発信するにはどのようなポスターを制作すればいいのか、協働先の方とどのように接してコミュニケーションを取ればいいのかなど、悩みながら実習に参加してきました。そんなときに先輩や先生からアドバイスをいただき、同級生と協力することで乗り越えることができました。

 その中でも特に印象に残り、自分の成長につながったと感じているのは、中土佐町との連携プロジェクトです。このプロジェクトでは前年度のプロジェクトを引き継ぎ、中土佐町役場と中土佐町立美術館、そして今回新たに協働することとなった風工房の魅力をポスター制作にて発信するものです。

 プロジェクトの最中ではポスターを制作するために中土佐町を訪れ、中土佐町役場や美術館、風工房の方と話し合いをしながらポスターのクオリティを上げていきました。テーマを決める所から始めたため戸惑いも多く、迷いながらの作品制作となりました。その中で、どのような色味であれば内容が伝わりやすいのか、見にくい配置になっていないか、言葉選びは最適であるかなどの観点からアドバイスをいただき、作品を完成させることができました。1年生の時までに書いていたレポートやプレゼンは、途中で誰かに確認してもらうことなく提出することが多かったため、つい独りよがりになっていました。しかし今回の経験を通じて、誰かに見てもらうことを意識した画面や文章づくりを学ぶことができ、非常に実りある経験となりました。この経験は高知大学を卒業し、社会人になった後にも役に立つ経験なのではないかと思います。

 来年度からは3年生となり、実習で後輩ができる学年となります。また、来年度のプロジェクトは中土佐町との連携プロジェクトの集大成の年でもあり、躍進の年となると思います。先輩として実習地を引っ張っていける存在になるために、これからより精進していきたいです。

(※2025年執筆)

河邑 武之介

連なる挑み

河邑 武之介Takenosuke Kawamura
(高知県立高知西高等学校 出身)

 私の2年間に渡る学生生活を振り返ってみると、新しい環境での活動と挑戦ばかりでした。地域と直接的に関わる活動が多いとされ、協調性が求められる地域協働学部の学生としての学業、入学前は学業との両立ができるか不安だった硬式野球部の一員としての部活動、高校生の時には経験できていない実際に社会に出て行うアルバイト、高知でのビッグイベントとして知られる高知龍馬マラソン2024・2025など、様々な活動に挑戦してきました。この2年間は私にとって挑戦の連続であったため、「連なる挑み」というテーマで執筆させていただきます。

 私の感覚では、高校までの学校生活では学業にしても部活動にしても、指示された内容通りに行動することによって新しい気づきや成長につながるという印象でしたが、大学での学生生活では全ての活動において自発的かつ意欲的に動きながら自分と向き合うという印象です。このことは、自分自身がやりたいことをやりたいように自由にできると言い換えることができると思っており、同じような志を持った仲間たちとの“挑戦”という貴重な時間として捉えています。

 学部での実習活動においては、明確に最終的な正解はなく、どれだけ地域のニーズに応えられるかが非常に大切になってきます。そのため、メンバーと共に試行錯誤しながら前例のないことに積極的に挑戦してきました。私にとって実習活動は、幅広い年代層の方との交流や協働など、普段のキャンパスライフとは異なる環境での活動であるからこそ新しい自分を発見できるため非常に有意義な時間です。私は小学校の頃からスポーツが大好きで、運動をきっかけに築けるコミュニティの多さや魅力について感じてきました。このような経験を実習地であるスポーツクラブで活かし、地域住民の日常生活をより豊かにさせられるよう引き続き実習活動に取り組んでいきたいと思っています。

 これらの様々なやりたい活動に挑戦できている裏側には、多くの人のサポートがあります。普段から自身を全力で支えてくれている家族、アドバイザーとして指導してくださる先生、学部で共に学びを得ている友達や実習メンバー、部活動のチームメイトなど、たくさんの人による心強いサポートがあってこその挑戦であると日頃から思っています。このような自身を取り巻く環境への感謝の気持ちを忘れることなく今後も挑戦し続け、成長していきたいと思います。

(※2025年執筆)

新川文太

スポーツで人がつながる場をつくりたい

新川 文太Bunta Shinkawa
(令和8年3月地域協働学部卒業/鹿屋中央高等学校 出身)

 高知大学に入学してから、早くも3年が経とうとしています。この3年間を振り返ると、非常に充実した学生生活を送ることができたと感じています。特に、地域協働学部での学びを通じて、地域社会と深く関わりながら実践的に学ぶ機会に恵まれ、机上の学びだけでは得られない貴重な経験を積むことができました。実習を通して、地域の現状を自らの目で確かめ、仲間と意見を交わしながら課題を考え、その解決策を模索する力を身につけることができたと実感しています。

 大学生活を振り返ると、初めは新型コロナウイルスの影響で思い描いていた学生生活とは異なる状況でした。しかし、2年次になると対面授業が再開され、友人と外出する機会も増え、活気ある大学生活を取り戻すことができました。趣味の旅行にも積極的に出かけ、その資金を貯めるためにアルバイトにも励むなど、充実した日々を過ごせたと感じています。

 実習では、高知FD実習班に所属し、スポーツを通じて地域を盛り上げる企画を考えました。その一環として、大学生を対象としたバブルサッカーイベントを開催し、地域の活性化や学生同士の交流を促進することを目的としました。バブルサッカーは、競技経験がなくても楽しめるスポーツであり、思わぬハプニングや笑いが生まれやすいため、初対面の人同士でも自然と打ち解けることができます。特に、新型コロナウイルスの影響で希薄になっていた学生間の交流を再び活発にし、大学生活に新たなつながりを生み出すことを大きな目標としました。

 イベントでは、参加者のモチベーションを高めるために景品を用意し、大会後にはBBQを開催することで、試合で生まれたつながりをさらに深める工夫をしました。当日は、多くの学生が参加し、試合中の白熱したプレーだけでなく、試合後の会話や笑顔があふれる場面が多く見られました。試合を通じてチームワークが生まれ、SNSを交換する姿や、BBQで親交を深める光景が印象的でした。

 この経験を通じて、私は単にスポーツを楽しむだけでなく、それを活用して人と人をつなげることの重要性を学びました。今後も、スポーツを通じて地域や社会の課題解決に貢献し、多くの人がつながる場を作ることに挑戦していきたいと考えています。

 高知大地域協働学部での思い出や学びは、私にとってかけがえのない経験であり、今後の人生においても大切な物になると思います。

(※2025年執筆)

浪上愛梨

ただのバカでは相手にされない

浪上 愛梨Airi Naminoue
(令和8年3月地域協働学部卒業/高知県立高知西高等学校 出身)

 私の大学生活のほとんどは実習に費やされた。実習がやりたくてこの学部を選んだからこそ、忙しい毎日も充実していた。
私の実習地は高知県土佐町の石原という地域である。大学2年生から3年生までの2年間、そこで実習を行った。地域の方々は温かく迎え入れてくださり、私たちも地元のことを学びながら、交流を深めていった。初めのうちは出身地の話をしたり、地域の歴史や文化について教えていただいたりして、活発に会話ができていた。しかし、時間が経つにつれ、話題を見つけることが難しくなっていった。
そんなとき、私は「○○について知らないので教えてほしい」と尋ねることで会話の糸口を作ろうと考えた。最初はうまくいったが、次第にそれだけでは関係を深めることが難しくなっていった。
ある日、地域の方との談笑中に言われた一言が心に残った。
「もうやめてくれ…移り変わる地域の姿を見たくないんや。」
この言葉を聞いたとき、私ははっとした。実習で行う活動や企画は、私たちにとっては学びの一環であっても、地域の方々にとっては日々の暮らしに関わる大きな変化を伴う可能性があると気づいた。特に、地域全体を巻き込むような活動では、その影響がさらに大きくなる。
また、普段の談笑や会話の中で、地域の方々が「本当にこの子たちに任せていいのか」「この子たちは信頼できるのか」と見極めているのではないかと感じるようになった。それまでの私は「○○について教えてください」と尋ねることが多かったが、それだけでは地域に根差した信頼関係を築くには不十分だったのかもしれない。
企画を行う際、計画性や地域への貢献度だけでなく、「この人たちに本当に任せても大丈夫か」という視点も重要だと実感した。
それ以降、私はニュースを見たり、休みの日には図書館へ行き、自分の中で話のタネを作る努力をした。そして、地域の方々とより深い話ができるよう、自ら積極的にコミュニケーションを取ることを意識した。
「何も知らないから教えてほしい」という姿勢も時には有効かもしれない。しかし、それだけに頼らず、自分自身の知識や視点を持ち、真剣に地域に向き合うことが大切なのだと学んだ。
実習はすでに終わったが、この経験を通じて得た学びは、今後の人生にも生かしていきたい。

(※2025年執筆)

未知の経験で視野を広げる

泉 雅也Masanari Izumi
(広島県 出身)

 高知大学地域協働学部に入学してからはや1年が経とうとしています。

 今年は、世間を大きく騒がせたコロナウイルスの影響もほぼなくなり、対面での入学式や、春の段階から学部全員での実習が行われるなど、コロナ以前の大学、学部の姿に戻ってきたのではないかと感じています。全く関わりのなかった土地で、初めての一人暮らしという不安もありましたが、アルバイトなど初めての経験、大切な友人の存在などに支えられて充実した生活を送ることができています。

 実習では、1学期には鏡川を歩く実習や、土曜夜市の出展などを行い、2学期には黒潮町や土佐町石原に行っての実習や、附属学校が主催する附属まつりへの出店などを行いました。1年生の実習はどちらかといえば地域課題を解決するというより2年次以降の実習のための力をつける目的があると感じます。この実習を通して、計画を立てて実行し、評価した後に改善するという、PDCAサイクルを行う力を身に着けることができました。この力は来年度以降行われる実習に大きく役立つと感じています。

 課外活動では、「よさこい」を経験したことも良い経験でした。昨年まではよさこいと阿波踊りの違いさえわかりませんでしたが、サークルに入り、週2回の練習を通して新しい友人もでき、仲良く熱い夏を過ごすことができました。来年からは、今年一切行くことができなかった軽音サークルにも積極的に参加していきたいです。

 また、私の1年間を語るにあたって外せないのは海外に行った経験です。私はよさこい祭りが終わった直後、学部生5人と一緒に1か月間スイスとイタリアに行って、現地の大学の先生の授業を受講しました。2週間ほどの授業が終わった後、参加者の1人と一緒にイタリアを回りました。この経験から私は、これまでとても遠い存在であった海外が実際はとても近いものであったのだということに気付きます。英語もほとんど話せないどころか、イタリア語など全く話せない状態で行きましたが、現地のスーパーやお店では雰囲気でコミュニケーションを取ることができました。やはりコミュニケーションは心で行うものだと感じ、言語の壁はとても低いものだったと実感しました。また、日本で多数派として生きていた自分が、海外に行き少数派として生活することで外国人としての生きづらさを、身をもって体験することができ、自分の視野を広げることができました。

 来年度は2年生となり、先輩の立場になります。正直、まだ先輩になるという実感が湧いていない状況です。むしろ入学してもう1年経ったのかと驚き、時間経過の速さに恐怖すら覚えています。しかし、そんなことを言っても時間は進むのを待ってくれないので、実習や日常生活など、与えられた環境で全力を出し切り、この学部に来てよかったと思えるよう学生生活を送りたいです。

(※2024年執筆)

自分で行動し経験することで学ぶ

田村 桜子Sakurako Tamura
(高知県立高知南高等学校 出身)

 入学してはや1年が経とうとしています。高校までとは大きく異なった環境の中で実践的に様々な人と関わりながら学ぶことのできた充実した1年間だったと感じています。特に地域協働学部としてはグループワークと実習が大きな特色となっていると思います。 

 グループワークについては、入学した頃は知り合いもほとんどいなかったため不安を感じていました。しかし他の学部と比較してもグループワークを行う回数が多いこともありすぐに打ち解け不安を解消することが出来ました。今では仲の良い友達もおり学生生活だけでなく私生活も充実しています。グループワークは1年を通じて様々な授業で行われるため学ぶことも多くあります。話し合いを通じて自分にはなかった視点や考え方を知ることで視野を広げることが出来ました。加えてグループで活動する際、自分のことだけでなく相手の立場になって考えることで協力して活動を行うことができるため、相手の立場になって考える大切さも学ぶことが出来たと感じています。

 実習については、鏡川歩きや中心商店街で行われる土曜夜市への出店、スポーツごみ拾い、実際に先輩が実習を行っている実習地訪問等を通して様々な形で地域や人と関ることが出来ました。また、実際に先輩たちがどのように実習を行っているのか自分の目で見て知ることが出来ました。自分の目で見ることでその場の雰囲気や現状を知り、自分で経験することで当事者として捉え問題意識をもって自分にできることは何なのかを考えるようになりました。実習を通して、これまでとは違った意識を持つことや実際に自分の目で見ること、自分で行動し経験しながら学ぶことの大切さを改めて実感しました。

 地域協働学部ではグループワークや実習以外に様々な事に挑戦する機会が多くあります。最初は失敗を恐れ、ためらうこともありました。しかし行動しなければ失敗することも成長することもできないと感じ、小さなことから行動に移しました。学外の人とも多くかかわることができ、行動して良かったと感じています。

 成長する機会を無駄にすることがないようにこれからも自分から積極的に行動を起こしていきたいです。これまでの1年間で学んだ相手の立場になって考えることや自ら行動することを大切にしながら2年次以降の実習に臨み、メンバーや地域の方と課題解決や同じ目標に向けて協働したいと考えています。

(※2024年執筆)

“人生初”を楽しみたい

古谷 展久Nobuhisa Furuya
(令和8年3月地域協働学部卒業/高知県立嶺北高等学校 出身)

 大学に入学してから早くも2年が経ち、学生生活はもう半ばを過ぎました。高校生時代から影響を受け続けた新型コロナウイルスの制限もほぼ解除され、国外留学や地域での実習が再開し、オンライン授業の名残が残る程度になりました。

 これまでの学生生活を振り返り、私が大切にすべきだと感じるのは、「私ならできる」と自らを鼓舞することです。大学生活は私にとって初めての挑戦の連続でした。入学式で友人との出会いがあり、一人暮らしが始まりました。1年生の時にはオプション実習に参加し、先輩からアドバイスを受けたり、サークルやアルバイトを通じて人間関係が広がったりしました。2年生になると、各実習地に分かれて活動し、実習地の住民の方や同級生との交流が始まりました。先輩方から引き継いだ活動を継続し地域情報誌を作成したり、自分たちで名刺づくりに挑んでみたり、発表やその資料の準備など、新たな活動に取り組むことで経験を積みました。実習班で行う企画を決めるため学生間で話し合い、地域住民の方とも意見交流を通じて、よりよい企画決定を行うことになります。年齢も生活背景も異なる人たちとのコミュニケーションに挑戦することになります。

 今年は、20歳の節目を迎え、地元で行われた「はたちの集い」では代表の決意表明を任されるなど、徐々に大人としての一歩を踏み出しています。来年からは後輩が実習地に加わり、就活も本格化するでしょう。「どんどん挑戦していこう!」という姿勢で構えすぎるのではなく、与えられたチャンスを逃さずに取り組んでいきたいです。将来、大学生活を振り帰ったときに成長を感じることができるよう努めていきます。

(※2024年執筆)

自分の選択次第でどんな形にもできる

槇原 茉夏Mana Makihara
(令和8年3月地域協働学部卒業/岡山学芸館高等学校 出身)

 あっという間に大学での2年間が終わり、大学生活の折り返し地点に立ちました。私は大学での生活は自分の意思次第でどのようなものにもできる魔法の時間だと思っています。高校時代は、自分から動かずとも先生の方から私にあうことを紹介されたり、友人の付き合いで新しいチャレンジを始めたりと受け身の姿勢でいても誰かが導き、連れて行ってくれていました。しかし大学生活ではみんな自分の意思で独立して行動するようになります。先生から何かを頼まれる人というのは稀であり、自分から積極的に行動しない限りチャンスがやってくることはありません。「自分から動く」この一歩が大学生にとってとても重要なことだと強く実感しています。

 しかし行動に移すといってもどうすればいいのか、何をすればいいのか、その始め方に私は悩みました。具体的にやりたいことを思い浮かべることは難しく、「自分から動く」と偉そうなことを言っておきながら私自身なかなかその一歩を踏み出せない人間でした。そこで心がけたことがあります。地域協働学部では2年生から実際に地域へ足を運ぶ実習が始まります。他の学部とは大きく異なる地協だけの楽しそうなこと、この実習を通して私は自分がやりたいと思えることを見つけようと考えました。実習地選択では農村の集落であり地域と学生の交流が深い実習地に決まり、そこで1年間活動しました。この1年で実習で入っている地域商店が10年後、20年後も続いていけるような持続的な発展方法を見つけてみたいと考えました。この課題解決を中心に今後は実習に取り組みたいと思っています。私は、実習に参加するようになり、地域の人との交流を通して自分が本当にやりたいと思えることに出会えたのです。

 地域協働学部で大学生活を送る中でやりたいことがある人はそれを一直線に突き詰めればいいし、見つからなくともこの学部であれば必ず見つけるきっかけはあると考えています。そして、支えてくれる先生や友人、地域の方に必ず出会うことができます。大学生活は本当に魔法のような時間です。“自分の選択次第でどんな形にもできる”だからこそ大学生活を悔いのないよう、自分の歩んできた日々を充実していたと言える大学生活を送れるよう、一生懸命取り組んでいこうと思います。

(※2024年執筆)

一歩を踏み出す勇気

曽我部 瞳Hitomi Sogabe
(令和7年3月地域協働学部卒業/香川県立善通寺第一高等学校 出身)

 大学生活が始まってからこれまでの3年間は、本当にあっという間に過ぎていったように感じます。初めての親元を離れての生活はホームシックになるところから始まりました。1年生の時は新型コロナウイルスがまだ流行中であり、キャンパス内には立ち入り禁止、対面で会ってもマスクは必須。行動も制限された中での一人暮らしはとても辛いものでした。「念願だった大学生活なのにこのまま何も出来ずに終わってしまうのか」と先のことを考えては不安に思うことも多かったです。しかしそれは「色々なことに挑戦してみよう」と思うきっかけにもなりました。

 新型コロナウイルスも落ち着いた1年生の2学期からは様々なことに挑戦するようにしました。時間が許す限り、興味を持ったことには積極的に関わるようにしたのです。アルバイトやボランティア活動、NPO法人への加入、資格の取得など学外でも様々なことに挑戦してみました。実習の中で農業に挑戦してみたり、授業で避難タワーに1日泊まってみたり、オープンキャンパスで学生生活について発表させて頂いたり、地域協働学部学習成果報告会の実行委員に立候補してみたりと新しいことにも取り組んでみました。その一つ一つに新たな学びがあったし、出会いや貴重な経験をする場にもなりました。忙しさに追われる毎日を過ごすこともありましたが、それでも今までやってきたことに後悔はありません。

 自分から何か行動を起こすことは、たとえそれが些細なことであっても私にとってはとても勇気が必要なことです。実際にこれまでの私は、先のことを考えては不安になり一歩踏み出せないことが多く、その結果後悔したことも少なくありませんでした。しかし大学生活を送っていくうちに「やらずに後悔するよりやってから後悔した方が良い」と考えるようになりました。これはコロナ渦での学生生活を振り返り、このままではだめだと思ったことがきっかけです。勇気をもって何かに挑戦するようになったことは、私が大学生になってから変わったことの一つでもあります。今でも何かに挑戦する時には不安を感じますが、やってみれば案外どうにでもなることが多いです。私にとっては一歩を踏み出す勇気をもてるかどうかが、限りある時間を充実したものにする上で重要だったのだと思います。

 大学生活も残り1年となりました。就職活動や卒業論文などまだまだ大変なことはありますが、今しかできないことにもっと挑戦し続ける1年にしたいと思っています。そして卒業するときに、高知に来てよかった、充実した大学生活だったと胸を張って言えるように、毎日を大切に過ごしていきたいです。

(※2024年執筆)

研究活動を自己成長へ

藤村 建太Kenta Fujimura
(令和7年3月地域協働学部卒業/高知学芸高等学校 出身)

 大学生活を振り返ると、あっという間の3年間でした。高校の3年間と比べても短く感じるのは年を取ったせいではなく、充実しているからだと自分に言い聞かせております。

 世間一般からすると大学生にはよく遊んでいるイメージがあるかもしれません。もちろん遊ぶことも大切ですが、私は研究にこそ大学の醍醐味が詰まっていると考えています。そこで今回の寄稿では、自身の研究活動である「違反ゴミに関する基礎的研究」についてご紹介致します。

 私は南国市の出身ですが、子どもの時から地元のために役立ちたいと考えていました。そのため大学入学以前から、子ども会や消防団、地域防災、子どもの学習支援やタグラグビーの普及など、様々な活動に取り組んできました。そのような私なので、大学での研究も地域に関するテーマを選び、あわよくば地元に何らかの還元がしたいと考えていました。

 そんなある雨の日、南国市役所の近くでごみ収集にあたる職員さんの姿を見かけました。悪天候のもと、汚いごみを分別なされている姿を見て、「このような作業の負担軽減が私にできないだろうか」と考えたことが現在の研究のきっかけでした。

 私の論文は内容を大きく分けると、①南国市における違反ゴミの定義と現状、②環境行政の取り組みに対する考察、③環境委員の役割と現況、④市内の小学校との協働となります。

 ①では、南国市における塵芥処理の状況について法令を踏まえた上で整理しました。その結果、大量消費社会から循環型社会への変遷の過程で分別収集が開始されたこと自体が、違反ゴミ増加の一因となったのではないかと考察しました。②③に関しては、南国市環境課の現場職員さんを中心に、地域の環境委員さん(南国市独自の組織)等にもご協力いただき、環境行政の違反ゴミへの対応や関係組織等の連携・協働体制について考察しました。

 研究活動を通して、ごみ問題について深く知ることができたのはもちろんですが、その他にも様々なことを学ぶことができました。中でも、次に挙げる2つのことは、これからの私の人生にとって非常に大切なことだと考えています。

 1つ目は、何事に対しても迅速果断であること。私の研究は実践型であるため、サービスラーニングやインターンシップの形をとっています。市役所の業務に直接携わらせていただくと、仕事の向こう側には市民の皆様の顔がありました。日々の業務はもちろん、相談事やクレームなどにも迅速に対処しなければ、業務が次から次へと重なるだけでなく、市民の信頼を損ねたり、他の職員さんにご迷惑をかけたりしてしまいます。このような体験から、私は地域の方からの要望等はスピード感を持ち対応すること、仕事だけでなく日常生活においても、できることはその日のうちに済ませることが大事だと考えています。

 2つ目は、何事も一人で行うことには限界があること。今回の研究においても、具体的な支援をしてくださった方、協働の和に受け入れてくださった方、快くお話を聞かせてくださった地域の方など、様々な方の協力がなければ形にすることができませんでした。そもそも自分がこうして学生として活動できること自体、周囲の方々のおかげです。道徳的な話としてだけではなく、周囲の人々への感謝が次の自分の活動を支えてくれると考えております。

 これまでの活動において関わった方々との“繋がり”や“ご縁”を大切に、その方々への感謝の気持ちを忘れず、自己研鑽に努めていきたいと思います。

(※2024年執筆)

逆境を糧に

渡辺 イオナIona Watanabe
(令和7年3月地域協働学部卒業/徳島県立富岡西高等学校 出身)

 大学生になって2年が経ち、卒業までの折り返し地点に到達しました。

 1年生の頃は、新型コロナウイルスの影響で授業の大半がオンラインとなり大学に足を踏み入れる機会が少なかったり、私生活でも外出自粛で遊びに行けなかったりと、思い描いていた大学生活とあまりにかけ離れておりたくさん悔しい思いをしました。

 しかし、2年生になってからは新しい生活様式が定着しオンライン講義も減り、やっと大学生らしい生活を送れるようになりました。実際に同級生と会って同じ教室で顔を合わせて講義を受けられる嬉しさをしみじみ感じます。

 私は2年次からデザインゼミを選択し、実習活動が始まりました。絵が描けるわけでも美術に詳しいわけでもなく、美術館を巡るのが好き、おしゃれが好きという単純な理由だけで選んだため、初めは友達や先輩との実力の差による劣等感や、求められていることにうまく応えられない焦燥感でいっぱいでした。

 しかし、IllustratorやPhotoshopを基礎から丁寧に教えてくださる頼もしい先輩方、小さな成長を見逃さずいつも前向きな言葉をかけてくださる先生、どんな時も味方でいてくれて優しさで包み込んでくれる両親、苦しい時も励まし合い一緒に頑張ってくれた友達のおかげでここまで諦めずに努力し、成長することができました。

 また、2年生に進級したことをきっかけにカメラや油絵など新しいことに挑戦するようにもなりました。趣味や芸術に触れる機会が増えたことで、より感性が豊かになり充実した毎日が送れるようになりました。特に、デザインゼミで行われている展覧会で私の写真や油絵を飾らせて頂き、DMやパンフレットも一から自分達で作成した際に、自分の挑戦や努力が形に残る嬉しさや達成感を味わうことができました。

 この1年間を振り返ってみると、1年次の不安や悔しさを吹き飛ばしてしまうほど濃密で刺激ある経験を得ることができたと感じます。また、地域協働学部デザインゼミでしか味わえない貴重な経験もたくさんでき、本当に有意義な1年になりました。

 今年は成人というひとつの節目を迎え、来年からはデザインゼミで後輩ができるので、人から尊敬されるような立派な人間になれるようこれからも精進していきたいと思います。

(※2023年執筆)

“高知で高知を学ぶ”

小川 優太Yuta Ogawa
(令和7年3月地域協働学部卒業/甲南高等学校 出身)

 高知大学地域協働学部に入学してはや1年が経とうとしています。この1年間の振り返りをさせていただく機会を頂戴しましたこと、御礼申し上げます。

 私が高知大学を選んだ理由は私の出身地が高知県だったからです。出生後はすぐ兵庫県に移り住みました。そのため厳密には出身地は兵庫県ですが、私は頑なに出身地は高知県だと言い張っています。これには意味があります。私は高校3年生までの長期休みはほぼ必ず高知県内の祖父母の家に遊びに来ていました。高知県で過ごした時間も非常に長いことから、自分の体には高知の血が流れています。現に自分は土佐弁と関西弁と標準語が話せるトリリンガルである!と話しましたが、友人の視線は冷たかったです。

 そんな高知県も現在は元気がありません。つい最近人口は70万人を割り、未だなお減少が止まる気配は見られません。兵庫県で学生生活を送っている中でも高知県のことを常に気にしていたことから、高知県の役に立ちたいと思い、この学部への進学を希望しました。

 さぁ、夢が叶い高知県の役に立つ人材になるためのトレーニングが始まった訳ですが、この1年はなかなか思うように行きませんでした。ここでの1番の弊害はオンラインで授業が進行したことです。したいことも満足にできず、モヤモヤした日々が続きました。しかし先生方はオンライン上でも様々な授業を計画してくださいました。そのためこのコロナ禍であっても私の興味を刺激してくださり、熱く燃える炎を途切らすことなく現在まで学習できています。

 この1年間で学んだこと、それは物事を1つの面で見ないということです。これは学問基礎論の講義内で拝聴した内容になりますが、今の自分に1番突き刺さる内容でした。これまでの私は物事を進めるに当たってデメリットには目を瞑っていました。余計なことを考えたくなかったからです。しかしこれから実習地に分属され様々なことをするに当たって、物事のウラを無視するわけにはいきません。これまでの経験とは違い、利害が加わるからです。物事のウラを無視することによって誰かが損失を被ることになる。そのようなことがあってはならないため、これから先は物事を一面的に見るのではなく、物事のオモテとウラからしっかりと利害を考え動ける人間になりたいと思います。その結果、高知県内に存在する課題を解決できるようなものならそれ以上のことはありません。この学部に来た本望です。

 次年度以降もコロナ禍が続き、オンラインが主流になるでしょう。しかしコロナ禍であってもできること・やることはあります。これから先私は高知県の役に立てるような人間になるために、これからも努力し続けます。

(※2022年執筆)

大学生活は自分次第

岡本 奈々Nana Okamoto
(令和6年3月地域協働学部卒業/高知県立高知追手前高等学校 出身)

 振り返ってみるとあっという間の3年間でした。大学入学後すぐは、新型コロナウイルス感染症の影響により、キャンパスにも行けない、友達にも会えないという状況が続きました。高知県出身の私は、大学生になった実感も湧かないまま、実家に閉じこもる生活を送っていました。やっと大学に行けるようになったのは1年生の2学期でした。対面で会う友達や先生、初めてキャンパスで受ける講義に感動したのを覚えています。

 大学では、中学生から続けているバドミントン部に所属しながら、学部での実習やアルバイトにも力を入れてきました。しかし、コロナウイルスの影響で、大会が中止になったり、実習のイベントが開催できなかったりと、目標を失ったまま活動する日々が続きました。今振り返れば、2年生は全てにおいてなんとなくの学生生活を送っていたと思います。3年生になると、様々な活動で主体性が求められるようになりました。これまでよりも自分で考えて行動することが多くなり、自分がどれだけ頑張れるかで結果が変わる、そんな場面が増えたように感じました。私はそのなかで、大学生活は自分次第だということに気づきました。大学生活は高校までとは違い自由度が高いため、自分次第で怠けることも様々なことに挑戦することもできます。限りある大学生活を有意義なものにするためにも、今やるべきことを全力で取り組むのはもちろんのこと、自分の興味のあることには何でも取り組んでみようと思うようになりました。部活動では、自分の苦手克服を目標に日々の練習を行い、実習では、新たに地域の方との繋がりを作るため、学園祭である黒潮祭への共同出店を企画するなど、地域の方との交流を増やすことを意識した活動を行いました。また、地方創生推進士の資格も取得しました。

 いろいろな活動に目標を持って取り組むようになってからは、学生生活がより楽しいと感じるようになりました。部活動も学業もこれまでとは違い、自分のレベルアップを感じることができるので、自信になるし、活動に対する新たなモチベーションに繋がっています。

 限りある大学生活、好きなことやらないともったいない!これからもいろいろなことに挑戦し続け、悔いのない大学生活にしたいと思います。

(※2023年執筆)

共感し、議論できる楽しさ

前田 大我Taiga Maeda
(令和6年3月地域協働学部卒業/山村学園高等学校 出身)

 地域協働学部の大きな特徴である実習も終わりを迎え、私が高知県へ来てから3年が経とうとしています。

 私が、この学部に入って、初めに感じたことは、共感し、議論できることの楽しさでした。そして、その思いは3年が経つ今も変わっていません。

 高校時代、私は生まれ育った地元の町に対する愛着を周囲に発信していました。しかし、その「地元が好き!」という思いは、同年代の友人にはなかなか共感してもらえず、それが少し寂しかったことを覚えています。地域協働学部に入学した時、まず同級生が語る、地元への愛の強さに驚かされました。それぞれが生まれ育った街への思いをイキイキと語り、誰かが「地元には〇〇がある!」と言うと、「うちは△△!」と、競うように反応していました。そんな環境は、私にとって本当に心地よい空間でした。生まれ育った場所が違っていても、「地元が好き!」という思いで共感できていたのだと思います。

 そして、共感し、議論できる環境は、実習においても得ることができました。情報誌や発表資料といった制作物を作る際、メンバー間で意見が分かれ、議論が生まれることがよくあります。もちろん、自分の意見が通らないこともあったのですが、「地域の何を伝えたいか」「地域の何を残したいか」といったことを、メンバーと議論していること自体が、とても嬉しく、とても楽しく思っていました。考え方ややりたいことは違っていても、自分達の実習地に価値を見出し、何か恩返しをしたいという思いで共感できていたのだのだと思います。

 私は共感し、議論できる環境は、地域を元気にすると思っています。誰かの思いが、多くの人々に広がっていくからです。実際に、高知の方々が語ってくれた高知への愛着は、私のことも高知を大好きにさせてくれました。そんな思いや環境は、これからもずっと続いていてほしいと思います。

 令和は「個の時代」と言われています。私は、そんな時代だからこそ、考え方の違いを尊重しながら繋がることができると思っています。これからも、多くの方々と顔を合わせ、共感し、議論し、高知の方々に支えていただきながら、より成長していきたいと思っています。

(※2023年執筆)

“変化すること”が楽しい

久保 葵紗Kisa Kubo
(令和7年3月地域協働学部卒業/高知学芸高等学校 出身)

 この1年を振り返ると、コロナの影響により通常の大学1年生の大学生活を過ごすことはできなかったけれど自分の中で大きな変化があった年だと考えています。その中でも大きな出来事を2つ挙げます。
まず1つめは、人生初のアルバイトを始めたことです。生まれてからずっと“お客様”としてサービスの恩恵を受ける側にいたため、提供する側に立つことで今まで見えていなかったことに関して新たな気づきや学びを得ました。この経験から、以前より多面的・多角的な視点で物事を考えられるようになったと感じます。やはり、実際に経験してみないと分からないことは山ほどあるのだということに気づきました。
 2つめは、魅力的で個性的な先輩方のお話を聞いたことです。地域協働学部の先輩のお話は非常に刺激的でした。まず、自分の想像を遥かに越える行動力に圧倒されます。中高一貫校で大きな変化なく平和に日々を過ごしてきた私には、先輩方が別世界の人に映りました。自分で考えて動き様々な経験をし、そこから学び進化し続けている先輩達を尊敬すると同時に自分もそうなりたいという気持ちが芽生えました。以前までの私は、新しいことを始めることは何かと苦労すると思い、やりたいことがあっても心のなかで留めておくということが多かったです。しかし先輩方のお話を聞き、「このままではいけない!」という思いが強まり、今までやりたかったけれど実行に移すことができなかったことや新しいことに挑戦するようになりました。苦労してでもその先にある経験や様々な人との関わりにこそ価値があると考えるようになりました。そこで、私はZOOMイベントに参加する、部活動を始める、資格の勉強、様々なバイトの経験を行いました。新たな経験は新しい自分を発見することに繋がります。“変化すること”がこれほど楽しいことだとは思ってはいませんでした。なにより、色々な人と関わり影響を受けてその度に自分を更新することが面白いと感じます。
 波乱万丈の受験期が終わりワクワクと胸を躍らせながら始まった大学生活は、コロナの影響で思い描いていたものとはほど遠いものでした。しかし、そういった状況の中でも様々なことを学ぶことができ、逆にこの状況だからこそできることもたくさんありました。この1年から学んだことは、自分で動くことの重要性です。大学生は何をするにも自由です。そのかわり責任が伴います。大学生活を充実させるのも、体たらくに過ごして質の悪い生活を送るのも自分次第です。親の援助も含めせっかく大学生になることができたのだから、この機会を有効に使うほかありません。様々ことに挑戦し経験して、大きく成長することができる4年間を送りたいと思います。

(※2021年執筆)

“関わり”から学ぶ

玉井 友統Tomonori Tamai
(令和6年3月地域協働学部卒業/追手門学院高等学校 出身)

 大学に入学して1年と3か月が過ました。短い学生生活の中でも様々なことを経験してきました。

 地域協働学部は人数が少なく、一つの学年が60人前後です。高校のクラスのようで、知り合いや友達も他学部と比べると地域協働学部の方がはやくできているという印象を持っています。

 日頃の授業も、1年次は専門科目で多くのグループワークや発表などを通し、2年次以降の実習に活かせる取り組みを多く行ってきました。レポートや課題などは多く、書く必要に迫られますが、多くの人と関わりながら行う授業は、他学部では体験できない地域協働学部の強みの一つだと実感しています。また、「地域協働研究」という必修授業では、自分の関心のあるテーマについて調べて、深く探求することができます。

 コロナ禍ではありますが、実習地に行ける時は実習地へ足を運び、実習地に行けない状況であっても学内実習ができる場合は学内で学生と先生で実習を行い、集まることが禁止されていてもオンライン上で話し合いなどを行っています。現在、私は佐賀北部実習班で写真展の企画に取り組んでいます。コロナ禍でもこのように企画を考え、徐々に実行へ移していることには充実感があります。私たちはまだ地域の方と関わりを持つ機会が限られていますが、先輩や先生方と地域の方との会話などから、地域と学生とのこれまでの関わりの深さを感じ、自分たちもこれから多くの地域の方と関わりを持ちたいとの思いを持つ同時に、地域のための企画の考案などを行っています。

(※2021年執筆)

正解のない学びの中で
私なりの答えを探し続ける

秋田 桜Sakura Akita
(令和5年3月地域協働学部卒業/高知県立高知追手前高等学校 出身)

 気付けば、大学生活ももうすぐ折り返し地点です。地域協働学部での生活は、新たな刺激や出会いに溢れ、常に学びと隣り合わせであると感じています。しかし、2020年は新型コロナウイルス感染症により、普段とは異なる形での学びを余儀なくされました。地域協働学部での2年生というと、3年間行う実習の柱になる年です。しかし、楽しみにしていた2年生は友人と直接顔を合わせることなくスタートし、実習も授業もほとんどがオンライン上で行われました。実習地にも行けない、友人と会うこともできない、先の見えない不安な毎日。今の生活に地域協働学部で学ぶ意義はあるのかと考えたこともありましたが、今となっては、苦しくも意義のあった1年であり、私の成長に繋がったと感じています。

 私は高知県黒潮町蜷川地区の集落活動センター「であいの里蜷川」で4人のメンバーと共に実習を行っています。本来であれば、車で2時間程かけて通い、実習を行っているはずでしたが、2020年の実習はほとんどが自宅からのオンライン上で行われました。オンライン実習が始まったばかりの4月は、「本当に実習を行うことができるのだろうか?」と不安な気持ちでいっぱいでしたが、コロナ渦でのオンライン実習は、普段とは異なった視点から地域を見つめ直す機会となり、新たな活動が生まれるキッカケとなりました。実際に、私たちはであいの里蜷川のホームページ作成や地域の特産品であるみょうがを使用した商品開発プロジェクトに取り組むことができました。商品開発では試作品を地域から郵送してもらうなど、様々な面で工夫を施しながらコロナ渦でもできる最大限の実習を行いました。しかし、実習が進むにつれ、スケジュール管理や役割分担、「協働」の難しさを感じ、実習をうまく行えない自分が悔しくて涙してしまったことがありました。協働は、地域と学生の関わりだけで成り立つものではありません。学生のチーム力はもちろんのこと、地域への理解や地域住民との信頼関係が求められます。そのため、難しい状況の中で失敗を感じる度に何度も投げ出したくなりました。しかし、その度に失敗を経験に、成功を自信へと変え、全てを成長に繋げてきました。そしてその結果、今の私があると感じています。

 これまでの実習を通して、学べば学ぶほどグループワーク、協働の難しさを目の当たりにしています。正解のない学びの中で私なりの答えを探し続ける地域協働学部での日々は、苦しいこともありますが、将来必ず私の価値になるものであると信じています。日々支えてくれる家族や友人、先生、そして地域の方々への感謝を忘れずに、今後も学び成長し続けたいと思います。

(※2021年執筆)

地域という大きな基盤でものを考え、
形にして、実行してみる

増田 滉大Kouta Masuda
(令和5年3月地域協働学部卒業/香川県立高松西高等学校 出身)

 地域協働学部とは何を学ぶことができる学部なのか。高知の中山間地域への実習地では、具体的に何をするのだろうか。知らない土地の住民の方と、つい先日まで県外の高校生だった自分が打ち解けていく事が出来るのだろうかと初めはとても不安でした。

 しかし、実際に実習を行っていくにつれ、そんな不安もすぐに消えていきました。

 まずは、地域の歴史や特徴などをちゃんと理解するところからスタートし、住民の方との時間もしっかり設けられているので、すぐに顔を覚えていただき仲良くなることができました。毎回、親切に受け入れていただいている事もあって、いつの間にか実習でお会いできる事が楽しみになってきました。

 現在、私は3年生で、自分が考えた企画を実践する時期に入っています。

 その地域について深く知り、自分には何ができるのか、また住民の方達は私たち学生に何を求めているのか。これまでの期間に知り、学んだことをしっかりと考え、企画として立案し実行する。他の学部では出来ないことを体験することができる。これこそが地域協働学部の醍醐味であると私は感じています。実際には企画を立案してもその企画がまったく実現性がないことを指摘され、自分の無力さを痛感することもありました。そういった失敗が、自分ひとりでなんでもできると勘違いしていた私にとってはとても良い経験となっています。仲間と協働することの大切さを知ることができました。

 今、自分がどれだけのことができるのか、自分の力で何か行動を起こしてみたいという方に地域協働学部はおすすめの場所だと思います。

 地域という大きな基盤でものを考え、考えを形にして、実際に実行してみる。その経験は社会に出て大きく役に立つと思います。

(※2021年執筆)

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