真夏日となった7月21日、室戸実習班は室戸へと赴きました。
この日は、8月上旬に迫った地域での試食会に向けたラーメンスープの仕込み作業や、今後のスケジュールについて、椎名大敷さんや「たのしいな」さんと相談することが主な目的です。
■漁師さんの教え
この日は少しゆったりとしたスケジュールで、昼頃に室戸に到着。ラーメンの出汁に使う重要な食材である魚介を調達するため、まずは椎名大敷さんへ向かいます。
事務所に伺い、最近の水揚げの様子や1週間後の出漁の見込み、出漁がない場合の魚の調達方法などについてお話を伺いました。
この日は組合長はご不在でしたが、いつもお世話になっている船員で漁師のSさんがおられ、最近の水揚げの状況から1週間後の出漁の見込みまで、詳しく教えてくださいました。
例年、この時期は定置網の水揚げが少ないそうですが、ここ20年ほどで、同じ時期でも獲れる魚種は変化してきたそうです。かつては6月にマグロが入るのはせいぜい5~6尾だったそうですが、今月の水揚げ集計表では、漁獲量の第2位がキハダマグロだったとか。今では「年がら年中獲れる」ようになっているそうです。
ほかにも、「ビン」はマグロの稚魚で、ヨコ以外のマグロはみんな「ビン」と呼ぶことや、かつて隣町でヨコの養殖をしていたというエピソードも教えてくださいました。
来週、出漁がなかったらどうしよう――。そんな学生たちの悩みにも、太平洋の気象情報を見ながら「たぶん大丈夫」と今後の見通しを教えてくださったことに加え、「一緒に乗って、自分らぁで使うの選んだらええがやないが」とのご提案も。
嬉しそうな表情を浮かべる学生たち。最終的な出漁予定を日曜日に電話で伺うことを約束し、事務所を後にしました。
■椎名の名店・ドライブイン夫婦岩でランチ
嬉しいご提案をいただいている最中にもお腹が鳴っていたので、椎名大敷さんの今朝獲れのお魚をふんだんに使っている、椎名の名店「ドライブイン夫婦岩」へ向かいます。
この日も、いつも通りの絶品ランチ。お刺身もフライもお惣菜も、お米もお出汁もどれもおいしく、歓喜しつついただきました。
■「たのしいな」さんと打ち合わせ
昼食後は、これまでもお世話になっている「たのしいな」へ。7月28日と8月1日の活動について、詳細を詰めるために伺いました。
急遽、28日は椎名大敷さんの船に乗せていただく予定となったこと、同日のお昼に地域食堂「おいしいな食堂」にお邪魔した後、キッチンを使わせていただいて仕込みをしたいこと、そして8月1日のサマーオーシャンマーケット当日のことについて報告し、打ち合わせを行いました。
2年生はもちろん、現3年生にとっても初めての参加となるサマーオーシャンマーケット。ありがたいことに、昨年参加させてもらった4年生も一人加勢する予定だとお伝えすると、「たのしいな」の仙頭さんは笑顔で応じてくださいました。
その後、話はラーメン企画の今後の予定へ。
時期に応じた食材をどのようなトッピングとして活用できるのか。そんなちょっとした悩みを話してみると、地域のお母さんたちが作る家庭料理について教えてくださいました。
お店で出される機会も少ない家庭料理とのこと。「おいしいな食堂」で再会した暁には、お母さんたちに聞いてみよう――と、妄想も膨らみました。
悩みは外に出せば、これまでお世話になったいろいろな方が、助言や手助けをしてくださる。今回も、そんなことを実感させられました。
来週は急遽、椎名大敷さんの船に乗せていただくことになったので、合宿確定です。学生たちは何だかワクワクした様子。
毎回、学生たちに貴重な経験の機会を与え、温かく、そしてしっかりと見守ってくださる地域の皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。
この日もお世話になった皆さまに、深く御礼申し上げます。

















