高知大学教育学部附属幼稚園

幼稚園紹介

歴史

「ゆめのくに」から私立幼稚園
そして、大学の附属幼稚園へ

当幼稚園は、高知師範学校の学生サークルとして昭和23年に開設された児童文化研究所「ゆめのくに」を母体としており、その後私立幼稚園の認可を受け、昭和30年に国立に移管されて大学の附属幼稚園として発足し今日にいたっています。

たのしい童心天国

昭和23年6月23日 高知新聞掲載

子供の好きな學生たちが集まって開いている青空幼稚園一高知師範内「ユメノクニ」は同校兒童文化班生徒男女30名が兒童心理の研究に四月末開設、 學校からは一銭の豫算ももらわず、腰掛、砂場、便所までみな自費を出し合って材料を買い自分たちの手で作って経営している。園兒は市朝倉付近の幼兒約60人で月謝無料、知能、年齢などによってウサギ、ハトの二班に分れ、先生は毎日午前中の授業が終ると午後一時から四時までコドモたちの遊び相手となりシツケに懸命

初夏のある日、學生帽の先生を囲んでユメノクニのコドモたちは「屋根より高いコイのぼり」の歌を歌って遊戯をしていた"あッ、写眞屋のおじちゃんが屋根より高くのぼつている"とヨソ見していた坊やが叫んだ=寫眞は「ユメノクニ」幼稚園の遊戯

「ゆめのくに」 創設時代を想う

鎌倉 正男様筆(ゆめのくに創立当時の児童文化部員のメンバー)

昭和二十三年五月九日(日)。旧朝倉連隊跡地に駐留していた米軍が残していった、外見は真っ黒い防腐剤を塗った間口六間、奥行四間約二十四坪ぐらいの細長い物置小屋。 幼稚園とも保育所といえない研究施設。たとえ建物が黒くおんぼろでも、また設備が不十分であっても、幼い心に「ゆめ」を育てることができたらと、児童文化部員一同の一致した命名「ゆめのくに」。 「ゆめのくに」といってもその名にふさわしがらぬ建物であったが、なにはともあれ、子どもたちとの生活が始まることとなる。

高知師範学校児童文化部所属の学生と、一部理解ある師範学校の先生方のお力添えにより、将来教職に立つ身として児童心理(幼児心理)の研究を目的とした、児竜心理研究所「ゆめのくに」の創設である。 子どもとの生活にかかわる者は児童文化部の学生。したがって開園時間は、学生が割合自由に使えるであろう、午後の自由研修時問を実地研修?とし、午後一時から四時まで。保育料はじめ保護者負担諸経費(教材費等)は無料。

開園当時は、終戦後の混乱期で、食生活もままならない時期。ましてや教科書もろくなものはない時代に、幼児関係図書など見当たらず、保育内容など全くの手探り状態。 施設設備などであれば、なんとか不恰好であれ手作りで間に合わすことができても、こと保育内容や技術の方は、全くの未経験者の集まり。 時間があれば、あの園へ、あの保育経験豊な先生のもとへと足を運び、うたやお遊戯など習い、帰ってきてからは、「ああだ、こうだ」と研究?し手探り状態。 いざ開園してみると、諸問題が山積。子どもたちの生活のなかで病気になったら、事故が起きたら。それらの処置、責任問題が学生先生だけで解決できるのか。 治療費の問題をはじめ、不特定な学生先生でそれらの諸問題が解決できなければ、 歴史 専属で子どもの世話をしてくれる人が必要ではないのかとの意見がでてくる。

すると開園当初考えていた、保育料はじめ諸経費は無料ということを考え直さなければならないのではとの方向転換をせまられる。 全く無一物から生まれた「ゆめのくに」の時代を振り返るとき、学生の子どもたちへの情熱だけでぶつかったこの精神を、今このような荒んだ時代だからこそ、受け継いでいかなければならないのではないかと、しみじみ噛みしめる日々である。

昔の附属幼稚園の様子

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本園のあゆみ

出来事
昭和23 5 9 高知師範学校児童文化部の学生により、現高知大学敷地内に「ゆめのくに」を開設する。
26 1 園舎移転する(現おうち寮の一部)。
27 4 15 私立高知大学教育学部附属幼椎園として高知県より認可される。
30 7 1 国立に移管、高知大学教育学部附属幼椎園となる。
36 12 高知市小津町10-56に園舎新築移転する。
37 2 2期工事で保育室1を増築する。
40 9 防火貯水池兼用のプールを設置する。
43 5 9 創立20周年記念式典を行う。
47 4 3歳児学級を新設する。
49 4 学年進行で5学級となる。
49 5 17 小津町10-26(旧南溟寮あと)に園舎を新築移転する。
50 3 25 防火貯水池兼用のプールを設置する。
51 2 25 附属施設(渡り廊下)が完成する。
53 5 創立30周年記念式典を行い、記念誌を発行する。
54 3 運動遊戯場(小山)・総合遊具設置。遊戯室床改修工事を行う。
58 7 9 管理棟および保育棟を改修する。
60 8 附属施設(渡り廊下)を拡張する。
平成3 11 9 保育室床改修工事、遊戯室の屋根防音工事が完成する。
5 3 プールに浄化槽を設置する。
9 3 総合遊具を全面改修する。
10 5 創立50周年記念式典を行い、記念誌を発行する。
11 小津地区3校園をイントラネット化する。太陽光発電を設置する。
14 3 ピロティーを改修する。
15 4 多目的トイレと男性用トイレを新設する。
16 11 園庭の整備と遊具の塗りかえをする。
17 3 遊戯室の天井を改修する。
18 3 年少・年中棟の屋上防水工事をする。
20 5 創立60周年記念式典を行う。
21 9 年長棟を全面改修する。
21 10 通園門および歩道・フェンスの設置工事を行う。
22 3 西側の塀を改修する。
22 9 年中棟を全面改修する。
23 9 年少棟を全面改修する。
25   正門およびロータリーを全面改修する。
28   管理棟(職員室、園長室等)を改修する。

園児数・教員数

園児数 (平成30年度)

  • 年齢 クラス名
    5歳・年長組 はと 8 15
    23
    さくら 13
    10 23
    4歳・年中組 うさぎ 6 10
    16
    うめ 7 9 16
    3歳・年少組 もも 14 14 28

    48 58 106

    (単位:名)

教職員数 (平成30年度)

  • 職名 人数
    園長 1
    副園長 1
    教諭 5
    保育補助 5
    養護教諭 1
    小津地区事務室事務室長
    (附属3校園統括)
    1
    事務 1
    事務補佐員 1
    用務員 1

    (単位:名)

  • 医師
    内科:高知大学医学部医師
    耳鼻咽頭科:高知大学医学部医師
    歯科:高知大学医学部医師

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