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主要研究設備
■コアロギング室
X線CTスキャナー、マイクロフォーカスX線CTスキャナー、マルチセンサーコアロガー(MSCL)、分光測色コアロガー(XYZ-MSCL)、蛍光X線コアロガーなどが設置されており、コア試料の各種物性測定を非破壊かつ連続的に行うことができます。

X線CTスキャナーでは、X線を用いてコア試料の内部構造(堆積構造など)を非破壊かつ迅速に観察することが可能です。高精度・低ノイズの内部観察および測定手法に加え、得られた画像を3次元の立体構造画像として処理することができ、底生生物による堆積物擾乱の痕跡・化石の存在やその形態・火山噴出物やラミナなどの堆積構造を可視化することが可能です.

マルチセンサーコアロガー(MSCL)では、多数の異なるセンサーを用いて,コア試料の各種物性値を一度に連続的に計測することができます。センサー群は、帯磁率計・P波伝達速度計・電気比抵抗測定器・ガンマー線透過率を用いた密度計・自然ガンマー線測定装置・カラーイメージスキャナで構成されています。各物性値の変動から、試料の含水率や密度・内部構造の変化に伴う帯磁率の変化・火山灰層の有無・堆積構造に起因する比抵抗の変動などを知ることができます。

分光測色コアロガ−では、コア試料の半割面のカラースペクトルデータを連続的に取得することができます。

蛍光X線コアロガーでは、コア試料にX線を照射して発生した蛍光X線を解析することにより、試料を構成する主要元素の濃度変化を連続的に計測できます。


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