地球掘削科学共同利用・共同研究拠点

高知大学 海洋コア総合研究センター

HOME

センター紹介

研究・教育活動

共同利用

成果・広報

HOME > 研究・教育活動 > 研究活動 > 「ビッグデータ」プロジェクト

研究・教育活動

研究活動

「ビッグデータ」プロジェクト

共同利用・共同研究プロジェクト(2018-2021年度)
古海洋コアビッグデータによる未来地球の描像 -温暖化地球.(400ppm超CO2ワールド)の読解-
(通称:「ビッグデータ」プロジェクト)


地球温暖化など環境変化が問題となっている昨今、古海洋学的知見は将来の地球環境システムの変動を理解する上で重要である。そこで本プロジェクトでは、(1)高知大学海洋コア総合研究センター内に「学術コアレポジトリー」を構築し、保管する海洋コア等の基礎情報(位置、水深、地質時代等)を集約した「学術コアデータベース」を整備し、コミュニティに公開する。地球科学コミュニティに公開する。同時に、(2)過去・現在の海洋環境変化に関連した、以下の3つの重点研究プロジェクトを立ち上げ、広く国際共同研究を推進し、古海洋学ならびに地球科学の発展に貢献する。



【PRP-A】年代ビッグデータ再生(PI: 岩井雅夫)
新生代後期の温暖期地球は、21世紀の温暖化地球のアナロジーとして注目される。 本サブプロジェクトでは当研究センターで保管する深海・陸上掘削試料(写真1)を活用し、1)年代モデルを最新年代尺度に読み替え、再構築(データ同化),2)鮮新世,中期中新世の超温暖期地球の様相を古海洋指標により描像する。また,分析試料・標本の保管・再利用、AI-IoT活用による研究環境の効率化などについても国内外の研究者らと議論して行く。

【PRP-B】スーパー間氷期の古海洋マッピング(PI: 池原実)
学術コアレポジトリーに保管している海洋コア群を活用し、北西太平洋の古海洋プロキシデータの集約と補完を図り、現代および将来の気候変動を理解するために鍵となる時代における古海洋プロキシデータのマッピングを行う。表層水温やプランクトン群集、生物生産量等の北西太平洋マップを描像することによって、黒潮や亜熱帯ジャイア、東アジアモンスーンの変動様態を時空間的に復元する。特に、最終氷期最寒期(LGM)や現代よりも温暖だったと考えられているスーパー間氷期に焦点を絞り、古気候モデルとの連携を深めることによって、気候変動の将来予測の精度向上にも貢献することを目指す。

【PRP-C】地球温暖化に対する微小プランクトンの初期応答(PI: 氏家由利香)
1960〜1970年代に採取された海水ろ過フィルター試料を用い、地球温暖化が顕著になる以前の微小プランクトン(特にハプト藻)の種組成、それらの地理的分布を明らかにすることを目的とする。これらのデータを現在の生物群集と比較する事によって、地球温暖化における環境変化に起因する生物地理的変化を解明する。本知見により、地球温暖化に対する微小プランクトンの生物応答の理解が可能となる。