−先輩たちの就活体験−

気持ち新たに法律の道へ
裁判事務に精通するエキスパートに

食料科学コース4年(2016年度取材)
岡山県出身
高松地方裁判所 内定
Q 公務員を目指すきっかけを教えてください。
進路を決めたのは2年生の春です。最初は一般企業への就職を希望していましたが、横浜で3週間のインターンシップをした時に官僚の方と話す機会があり、国や国民のために熱意を持って働くことに魅力を感じました。利害関係や利益の追求に心を砕く必要がない分、一つのことに没頭できると思い、自分に合っていると考え公務員一本に絞って勉強を始めました。
Q 具体的にはどのように勉強しましたか?
3年生の5月から、生協が主催する公務員講座に約1年間、週6日のペースで通いました。17時に実験を終えて、友達と車に乗り合わせて18時10分からの授業に向かいました。11月頃までは学校の授業や実験が忙しく、講座に出るだけで精一杯でしたが、年が明けてからは1日10時間くらいのペースで勉強しました
Q 苦労したことはありますか?
公務員の筆記試験は幅が広く、法律など初めて触れるので最初は何のことだかさっぱりわからず、どこから手をつけていいやらという感じでした。面接の練習も一人ではできないので苦労しました。生協の講座の中で何度も面接練習をしていただいて、自信を持って話せるようになりました。
試験が始まるのも結果が出るのも民間の方が早いので、自分はまだ始まっていないのに、まわりにはすでに手応えを感じている友達がいたりしてちょっと焦りました。
Q 受験勉強を頑張るコツは?
なかなか一人では戦えないので、友達を作って一緒に頑張りました。朝倉キャンパスのメディアの森に集合し、早く帰った人が負け(笑)。勉強時間も模試の点数も、競い合うことで伸びたと思います。
Q 大学時代、一番よかったと思うことは何ですか?
日本とインドネシアの6大学で組織する「SUIJI」の活動に参加したことです。インドネシアに3週間滞在し、地域の課題を抽出し解決案を模索し、地域振興につなげる活動です。同じ四国の大学生、世界の大学生たちの考え方に触れることができ、視野が広がりましたし、臆さずに自分の意見を言うことの大切さに気付きました。
Q 後輩へのアドバイスはありますか?
筆記試験の勉強を早く始めること、そして試験本番は不安を払拭し「自分はできる!」と思い込んで臨むことです。
Q 今後の目標を聞かせてください。
裁判所事務官の次のステップである、裁判所書記官の試験に合格することです。まわりは法学部出身の人が多いのでリードされている面はあると思いますが、しっかり勉強して上を目指したいです。