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Kochi Medical School Hospital Clinical Radiology Department

高知大学医学部附属病院(代表)088-866-5811

〒783-8505 高知県南国市岡豊町小蓮185-1

放射線部のご紹介

当放射線部は1981年の開院以来、医学部附属病院の中央診療施設の一部門として歩んでまいりました。30周年を過ぎた現在、附属病院は病院再開発を行っておりますが、その中で放射線部も大きく変わろうとしており、最新機器の導入・更新も次々と行われている最中です。

放射線部・診療放射線技師の業務・特徴

1.画像検査

各診療科の依頼に対し、放射線を用いた一般撮影・CT・血管撮影検査、磁気や電波を利用したMRI等、画像を扱う検査を行い診療支援を行っています。

2.核医学検査

放射性医薬品を用いて人体の臓器・器官の働きや異常の有無を調べる検査を行っています。当院では2006年にPETセンターを開設、PET-CTを2台導入し、がんの診療に役立てています。

3.放射線治療

一般撮影に使用する放射線より高いエネルギーの放射線を利用し、悪性腫瘍などに対して照射し治療します。病変のみに高線量を照射する強度変調放射線治療や、定位放射線治療、小線源治療なども行っています。

4.放射線管理

各種放射線が有効かつ安全に使われているかどうかの管理や、放射性同位元素の廃棄や管理を行うのも診療放射線技師の仕事です。

また、そのほかの放射線部の特徴と致しまして、放射線部では1997年にCT、MRIの画像を病院情報システムに転送を開始し、2004年には放射線部で発生する全ての画像が院内の画像参照可能端末(約1000台)で確認、診療ができるようになっております。検査画像を電子化・保管・転送する事によって効率的な診療支援を行っています。

放射線業務と被ばく

放射線検査では、人体に放射線を照射し、その透過してきた放射線の強弱を検出器(フィルム、輝尽性蛍光体、半導体などを使用)で受け取って画像化します。このような原理に基づいて行っている検査である限り、放射線による被ばくは避けられません。しかし、被ばくのリスクよりも、診断上の利益が上回るため、我々は放射線による検査を行っております。

また、装置の発達、放射線技師の知識・工夫で被ばく線量の低減を図るのは当然ですが、診断上必要な画質を得るためには、どうしてもある程度の放射線量が必要です。照射する放射線の量と、検出器が受け取る放射線の量(画質に関係します)との最適な妥協点を模索する必要があります。

放射線と聞くとどうしても不安になる方もおられますでしょうが、適切に扱えば放射線はとても便利なものです。我々も被ばくを可能な限り少なくするべく努力してまいりますので、皆様のご理解をいただきたく存じます。また、検査等に関して知りたいこと・不安なことなどがありましたらどうぞご遠慮なくスタッフにお声をお掛けください。

放射線部内案内図

放射線部内地図

高知大学医学部附属病院高知大学医学部附属病院放射線部

〒783-8505
高知県南国市岡豊町小蓮185-1
TEL 088-866-5811