当研究所の研究・教育活動を広く一般の方々に知って頂くため、施設見学・一日公開・高知コアセンター（KCC）講演会などの取り組みや、「室戸ユネスコ世界ジオパーク推進協議会」「高知みらい科学館」等の高知県に根ざす組織・機関との連携を通じて普及啓発を行っています。

当研究所では、アウトリーチ活動の一環として施設見学を受け付けています。教育・研究関連機関（学校や研究所など）の方は、研究の内容を体験頂ける実習や授業も合わせて実施することができます。所要時間は、研究設備を一通りご覧頂く場合で、およそ1時間です。実習・授業については、ご希望に添えるよう事前相談させて頂きます。見学の内容については、過去の見学レポートをご参照ください。

●原則として、見学のみの場合は希望日1か月前まで、実習・授業を含む場合には3か月前までにお申込みください。
●また、個人単位でのお申し込みは受け付けておりませんので、ご了承下さい。
●研究所」活動の記録のため、見学の様子を写真撮影させて頂いておりますので、ご協力をお願いいたします。
なお、撮影した写真は各種報告書（年次報告書やホームページ等）に掲載させて頂くことがありますので、ご了承下さい。

毎年11月3日に催される高知大学物部キャンパス一日公開に合わせ、当研究所でも「見る、さわる、わかる地球掘削科学の世界」と題して、施設の一般公開を行っています。ただ施設を見学するだけでなく、様々な体験コーナーを設け、当研究所の研究者たちが行っている地球掘削科学研究の内容を紹介しています。海洋研究開発機構高知コア研究所との緊密な連携の下、共同開催しています。

KCC 講演会は、当研究所と海洋研究開発機構高知コア研究所が共同運営する「高知コアセンター（KCC）」が、海に慣れ親しむ地域の方々に、海をより深く理解していただく機会を提供する目的で、毎回異なるテーマを選び開催しています。
平成30年度には、より身近に感じて頂けるよう、「サイエンスフェスタ」と名称を変え、会場も大型ホール施設から高知みらい科学館に移し、プラネタリウムでの研究紹介、多目的スペースでのサイエンス体験を展開しました。

当研究所は、「室戸ユネスコ世界ジオパーク推進協議会」の運営や「室戸世界ジオパークセンター」の展示・催事に協力しています。ジオパークセンターの一角に「サテライトラボ（高知大学インサイド・コミュニティ・システムのサテライト教室）」を開設し、地域の自然や防災リテラシーに関する共同研究などを推進しています。また高知県教育委員会を通じ、室戸高校を拠点とした「地域との協働による高等学校教育改革推進事業」の推進にも協力しています。
また、「高知みらい科学館」とパートナーシップ協定を2018年7月に結び、「高知みらい科学館」の展示や科学教室開催に協力するとともに、図書館等複合施設「オーテピア」を会場としたワークショップなどを共催しています。「宇宙・地球・科学体験ゾーン」には、「高知コアセンター」として手がける常設展示も用意されています。