2017年2月9日~3月17日 2016年度JICA課題別研修「コミュニティー防災Bコース」を実施

2017年2月9日

 2016年度JICA課題別研修「コミュニティ防災Bコース」を実施

 高知大学は2月9日(木)から3月17日(金)までJICA課題別研修「コミュニティ防災B」コースを実施しました。
 この研修コースは政府開発援助(ODA)の一環として、独立行政法人国際協力機構(JICA)から国際連携推進センターが受託して実施したものであり、津波被害や台風、土砂災害など各種災害が予測される10カ国(南アフリカのブルンジ、大洋州からフィジー、ソロモン、ツバル、モーリシャス、ミクロネシア、南米・カリブからジャマイカ、ペルー、セントルシア、アジアからはスリランカ)から行政官、大学教員及びNGOスタッフら15名が研修に参加しました。
 研修では阪神大震災のあった兵庫県神戸市、東日本大震災の被災地の一つである宮城県東松島市、また南海トラフ大地震対策を積極的に行う高知県内の自主防災組織や自治体等を訪問し、コミュニティにおける自助・共助の考えをベースにした防災の取組について講義や視察を実施しました。四万十町立興津小学校の訪問では、学校の避難訓練に研修員も参加し、小学生と一緒に高台の裏山まで子供達と全力疾走で避難をするなど子供たち主体の防災訓練を学ぶことができました。また、四万十市古津賀地区では地元の自主防災組織の方々と一緒に消火訓練を行い、黒潮町立伊与喜小学校では炊き出し訓練に参加するなど、コミュニティレベルの防災意識向上の取組がどのように行われているのかを、地域の方々との交流を通じて実感して頂きました。
研修の最後には、日本で学んだ成果を自国に応用することを目指した行動計画を作成、「避難訓練や家具の固定、住民による危険区域と避難ルートのマッピング、災害時の非常食の準備など、災害に備えたコミュニティ活動について多くのことを学ぶことができた。」「防災教育がコミュニティに浸透するには時間がかかるが、研修で見た実践例は自国で教育方法を作成するのに大いに役立つだろう。」といった感想が寄せられました。
高知大学は、今後も地域資源を活用した国際研修を実施していくことにしています。

 

 

閉校式 

           <閉講式>

 避難シュミレーション

   <避難シュミレーションゲーム実施の様子

家具固定実践

   <須崎市で実際の家庭で家具固定を実践

千羽鶴の作成

    <東松島市で復興を願い千羽鶴を作成

消火訓練

     <四万十市古津賀での消火訓練

 

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