高知大学総合科学系生命環境医学部門

  
すべての生命にとって健全な生存環境を作り出すために 点線 私たちが目指すもの 点線 私たちの使命

生命環境医学部門では、次の方針にしたがって研究活動を展開します。

1. 「植物のライフサイクルのすべてのステージにおいて健全性を実現させ、同時に、植物の有する様々な機能や生産物・残さを高度利用できるようにすることが、人間にとっても健全な生存環境を創り出す」という理念のもとに、「植物の健康」に資するための拠点研究を実施します。
 
2. 1の拠点研究では対象としていない動物・微生物の機能、県外・国外の生物資源・環境に着目した学内横断的、地域・国際連携研究を、「植物の病・虫害管理」、「土壌環境」、「機能物質」、「環境物質」等をキーワードとして企画し、拠点研究ではできない基礎的研究を学系プロジェクトとして実施します。
 
3. 1、2の活動を通じて、地域を通じた世界レベルの研究を展開するとともに、研究成果の国際・地域社会での活用を促進するための「植物健康基礎医学研究センター」(仮称)の設立を目指します。また、大学教育・地域教育への研究成果のフィードバックを図るために、大学院・学部教育の充実を図り、新たな人 材育成に貢献します。
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研究プロジェクト

生命環境医学部門では、「IoP研究プロジェクト」と「Super Regional Science研究プロジェクト」を推進しております。

「IoP研究プロジェクト」とは

園芸農業生産性日本一を誇る高知県の施設園芸農業の地位を確固たるものとするため、全国に先駆けて、多様な園芸作物の生理・生育情報のAIによる可視化と利活用を実現する「IoP(Internet of Plants)研究プロジェクト」が、産学官(高知大学・高知工科大学・高知県立大学・高知県・産業団体・企業)の連携により開始しました。
「生産システム」「省力化技術」「高付加価値化」「流通システム」「統合管理」の最先端の研究を行い、作物生産を決定づける光合成等の生理情報に基づく生育予測や営農管理等を可能とすることで、本県の施設園芸農業の「超高収量・高品質化」「超省力化・省エネルギー化」「高付加価値化」を促進し、若者が夢や希望を叶えることができる持続可能な産業として飛躍的な発展を図ります。
生命環境医学部門の構成員は、「IoP研究プロジェクト」において基礎研究の中核を担っております。詳細は、https://kochi-iop.jp/をご覧ください。

IoPホームページ

「SUPER REGIONAL SCIENCE研究プロジェクト」とは

「Super Regional University」を志向する高知大学における科学研究を特徴付ける「Super Regional Science」を創設しました。これまで実施してきた高知に特徴付けられる「植物医学」研究を発展させ、植物のライフサイクルのすべてのステージにおいて、植物の健全性を実現させるとともに、植物が持つ様々な機能と、得られる生産物や加工後の残渣などを、高度に利用できるようにすることを目指しております。
とくに、本研究プロジェクトでは、「人間が、地域において健全に生存できる環境を創り出す」研究とともに、「植物の病気と虫害の管理」、「土壌環境保全」、「機能物質の高度利用」、「環境物質の動態把握」を推進します。