高知大学総合科学系生命環境医学部門

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生命にとって健全な生存環境を
創り出すことによりSDGsの達成を

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 総合科学系の一部門として生命環境医学部門が設置され10年が経過しました。その間、若干のメンバーの入れ替わりはありましたが、各自が対象とする植物・動物・微生物ならびにそれらが生育する環境についての研究を推し進め、「生命にとって健全な生存環境の創出」という大きな目標の達成を目指してきました。この間に、内閣府「地方大学・地域産業創生事業」に採択された「"IoP(Internet of Plants)"が導く『Next次世代型施設園芸農業』への進化」プロジェクトがスタートし、メンバーの多くが参画しています。また、高知大学が掲げるSuper Regional University構想に呼応するようにSuper Regional Science研究を部門として推進しています。
 生命環境医学部門は、「植物のライフサイクルのすべてのステージにおいて健全性を実現させ、同時に、植物の有する様々な機能や生産物・残さを高度利用できるようにすることが、人間にとっても健全な生存環境を創り出す」という理念を掲げています。無限成長する能力を持つ植物は、その存在自体がSDGs(持続可能な開発目標)を既に達成していると言えるかもしれません。しかしながら、農業分野で利用される植物はさまざまなストレスに直面しており、必ずしも健全な成長を遂げているわけではありません。そこで、植物が本来持つ健全性を担保できるように手助けすることで、全世界で推進されているSDGsの達成に貢献できると信じています。
 次の10年に向けて、所属する教員が学生を教育し、学生と共に多くの研究成果を高知県、さらには全世界へ発信していきたいと考えています。

2020~2021年度 生命環境医学部門 部門長 大西浩平  

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