


総合人間自然科学研究科 農林海洋科学専攻
農林資源科学コース
Field of Agricultural Chemistry


バイオ高分子を学術と社会を繋ぐ「虹の架け橋」とすべく、研究に取り組んでいます。世界に先駆け、抗菌・抗ウイルス性(衛生強化機能)と生分解性(環境適合機能)の両立を可能にした稀有の新素材「ポリγグルタミン酸イオンコンプレックス(PGAICs)」の開発に成功しました。
微生物、高分子、遺伝子、抗菌、環境、プラスチック

植物には様々な化学物質を生産して、自分の身を守ったり、子孫を残すため昆虫を呼び寄せたりしています。それらの化学物質は動物が摂取すると、体内の生理機能を変化させることがあり、生理活性物質と呼んでいます。我々の研究室では食品や未利用植物から、生理活性物質を見つけ出し、有効利用につなげるための研究を行なっています。
未利用資源の利用、生理活性物質

植物免疫の制御機構を解明と、その成果をもとに遺伝子組み換え、ゲノム編集等のバイオテクノロジーを駆使し、病気に強い作物の作出を目指しています。作物を病害から守ることにより、安心・安全で安定した食料供給に貢献することを目指した研究を行っています。
植物免疫、植物のバイオテクノロジー

人類が直面している環境問題・食糧問題の重要な部分である土壌汚染のメカニズム解明と修復に関する研究を行っています。最近では社会全体で取り組んでいるプラスチック問題の解決策を探るため、土壌のマイクロプラスチック汚染の実態解明と浄化技術の開発に
土壌、水、重金属、マイクロプラスチック、汚染、修復

食品の三つの機能(栄養機能、感覚応答機能、生体調節機能)に関する研究を実施しています。地元高知県の農水産物や伝統的な地域資源を研究対象とすることが多く、研究成果が高知県の活性化の一助となることを期待しています。
食品成分、食品分析、味、香り、機能性

持続的食料生産と地球・地域環境保全に貢献するために、さまざまな土壌の生成や肥沃度を研究しています。日本国内のみならず、タイやマレーシア、フィリピンのような東南アジアも研究の舞台です。農業と森林を支える土壌を通して、人と社会の未来像を考える研究を目指しています。
土壌生成・肥沃度、物質動態、持続的利用

重金属は植物の生育に必要な微量要素である一方、過剰吸収すると毒にもなります。私達は植物のミネラルトランスポーター解析を通じ、鉄やマンガンの恒常性維持に関わる分子メカニズムの解明を試みています。また企業等と連携して鉄欠乏環境下での生産性を向上する生分解性の鉄キレート剤の開発に挑んでいます。
植物、ミネラル、トランスポーター、重金属

環境中から有用な微生物や微生物酵素を探し出して、その特徴を明らかにし、私達の生活に役立てることを目指して研究をしています。微生物酵素を用いた環境負荷の低い物質生産法や微生物酵素の高い基質特異性を活かした定量分析法の開発などに取り組んでいます。
微生物・酵素の探索、機能解析、応用

耕地生態系における養分動態の評価と施肥による適正化を通じて、持続的農業につながる研究を行っています。主に水田を対象として、圃場レベルでの評価と改善を目指しています。また土の色や手触りの評価などの生産者自らが実施できる簡易土壌診断法の開発にも取り組んでいます。
土壌肥料、持続的農業、簡易評価法

主に微生物由来機能未知遺伝子について、機能推定、機能解析、立体構造解析を行っています。特に、海底下微生物由来機能未知遺伝子と推定上DNA修復/組換え遺伝子の解析に力を入れています。
機能未知遺伝子、海底下微生物、DNA修復

ビタミンなど「硫黄原子を含む生理活性物質」の生合成機構に興味を持ち、硫黄原子の供給を担う酵素(システインデスルフラーゼ)の機能解析を行っています。また、遺伝子工学的手法により反応特性を改変した変異型酵素の創出にも取り組んでいます。
遺伝子組換え、タンパク質工学 酵素機能改変

農作物に萎凋症状(青枯病)を引き起こし、農業に大きな損害をもたらす植物病原細菌Ralstonia solanacearum species complex(青枯病菌)の病原性機構を制御する遺伝子発現制御の仕組みを明らかにするため研究をしています。分子生物学・生化学的解析手法とオミクス・バイオインフォマティクス解析を組み合わせることで、植物と病原体の攻防の仕組みを明らかにし、地域そして世界の持続的な農業に貢献します。
青枯病菌、遺伝子発現制御、オミクス解析
後発酵茶の味形成と関与成分に関する研究/海洋性細菌によって菌体外に分泌される緑藻ウルバン分解酵素であるウルバンリアーゼの解析/嫌気条件下での基質誘導性遺伝子発現解析法を用いた海底下微生物由来機能性遺伝子の探索 (2019) /トビイロウンカ産卵刺激物質の解明/Nicotiana benthamiana植物由来ホスフォリパーゼC3による過敏感反応抑制機構の解明(2019)/タイ国の水田土壌肥沃度の規定要因と緑の革命による影響/多年生牧草アルファルファを用いた沙地修復技術の構築/未利用植物資源が示す3T3-L1前駆脂肪細胞に対する脂肪蓄積抑制活性の解明/青枯病菌のクオラムセンシング機構の解明/食品に含まれる抗疲労成分カルノシンの酵素を用いた新しい定量法/Burkholderia sp. HME13のエルゴチオネイン代謝関連酵素ErtC、ErtDの酵素特性/含硫化合物合成におけるシステインデスルフラーゼの生理的機能/イネの液胞膜型Mn-CDFは鉄の恒常性にも関与するか