EDUCATION
ヘルスケアイノベーションコース
目的
現場の問いを、研究に。
研究の成果を、医療と社会へ。
少子高齢化、地域医療の担い手不足、医療の高度化、医療資源の偏在、災害や感染症への備えなど、ヘルスケアを取り巻く課題は複雑化しています。これからの医療には、現場で生まれる課題を的確に捉え、医学・工学・情報技術・マネジメントの知を組み合わせながら、実効性のある解決策を構想し、医療現場や地域社会に活かしていく力が求められます。
ヘルスケアイノベーションコースでは、「人と人の連携」を基盤に、医工学的な視点からヘルスケアに関するイノベーションを創出できる人材を育成します。医学・工学の基礎に加え、システムデザイン、人工知能、医療情報技術、プロジェクトマネジメント、リスク・クライシスマネジメント、病院経営、医療政策、知的財産、起業などを学び、医療現場の課題解決に必要な幅広い知識と実践的な思考法を身につけます。
本コースがめざすのは、専門領域や組織の枠を越えて課題を発見し、それを研究テーマとして設計し、研究開発から現場実装・社会実装までを見通して推進できる人材です。医療安全、業務改善、病院経営、地域医療、医療機器開発、医療情報システム、ヘルスケア産業などの多様な領域で、現場知と技術を結び、実効性のある解決策を生み出すことを目指します。
アドミッションポリシー
【知識・理解】
医科学に関連する自然科学ないし人文社会科学分野について、学士課程修了相当の基礎的な知識と文献読解力を有している。
【思考・判断】
既得の基礎知識をもとに、医科学のトピックスの概要を理解し、自らの研究課題を提案できる。
【関心・意欲、態度】
ヘルスケアイノベーションコース- 医学、工学の知識、技術を深め、地方都市が抱えるヘルスケアの課題解決に役立つ新たな知見、革新的技術の創出および人材育成に取り組む意欲がある人
- 情報技術、人工知能、システムデザイン工学、リスクマネジメントなどの知識をベースに、デジタルトランスフォーメーションにより病院の機能改善、経営戦略、医療安全などに貢献する意欲がある人
- 医療機関あるいは産学官などの異分野、多組織間の縦割り構造を超え、円滑な連携のキーパーソンとして活躍する意欲がある人
- ヘルスケアに関連するイノベーションやベンチャーの立ち上げ、企業での活躍をめざし、知的財産、経営、 法規、規制等の専門的な知識を身につけて活躍したい意欲がある人
【技能・表現】
医科学に関する自らの興味について、口頭や文章によって簡潔かつ論理的に伝えることができる。
研究指導教員及び主たる研究内容
| 研究指導教員 | 所属講座など | 主たる研究内容 | 文系 | 理系 |
|---|---|---|---|---|
| 菅沼 成文 | 医療学(予防医学・地域医療学分野) | 職業性呼吸器病学、産業保健、環境医学、国際保健 | ○ | ○ |
| 山上 卓士 | 放射線診断・IVR学 | インターベンショナル・ラジオロジーに関する研究、画像診断に関する研究 | − | ○ |
| 河野 崇 | 麻酔科学・集中治療医学 | 術後せん妄・認知機能障害のリスク因子解析、周術期血圧変動と臓器障害の関連、高齢者の周術期睡眠障害の実態調査、術後疼痛管理とせん妄発症の関連、無痛分娩の安全性・有効性の検討、非手術室麻酔(NORA)の安全対策、サルコペニア・フレイルと術後予後の関連 | − | ○ |
| 數井 裕光 | 神経精神科学 | 精神疾患の精神症状の発現機序の解明と治療法の開発、脳神経画像学的研究、地域精神医学的研究 | ○ | ○ |
| 池内 昌彦 | 整形外科学 | 変形性関節症の疼痛発生機序解明、動作解析を活用したスポーツ障害予防 | − | ○ |
| 井上 啓史 | 泌尿器科学 | 泌尿器腫瘍の遺伝子解析による病態・機能解析および治療法の開発 光線力学技術に基づく新規診断・治療法の開発 |
○ | ○ |
| 手島 直則 | 耳鼻咽喉科頭頸部外科学 | 甲状腺結節性病変に対する新規分子生物学的診断法の開発,甲状腺全摘後副甲状腺機能低下の発症因子および術中ICG蛍光法による発症予測,血中マイクロRNA解析による頭頸部癌バイオマーカーの開発 | ○ | ○ |
| 上羽 哲也 | 脳神経外科学 | 脳卒中の悉皆調査、脳腫瘍の分子生物学 | ○ | ○ |
○は,受け入れ可能講座等を表します。
